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その頃、不死川の方でも目の前にいた縁が突然に姿を消した。こちらもすぐに状況を理解して無造作に綿毛を切っていく。その顔は見せるに値しない恐ろしい顔だ。折角の縁との合同任務だったのに鬼の血鬼術によって離れ離れにされたから怒っている。先程の稽古していた隊士にもイライラしていたが縁が来たことによって和らいだのに鬼が全て台無しにした。

不死川「おらァ!!さっさと出てこい鬼ィ!!てめェのせいで鷹筆様との合同任務が台無しじゃねェかァ!」

縁「不死川君?」

急に後ろに現れた縁に驚いて距離を置いた不死川。

不死川「鷹筆様……じゃねェなァ。てめェ鬼だろ。そっちから出て来てくれるとはありがてェ。さっさと死ねよ」

と迷うことなく縁の姿をした鬼の頸を切る。鬼を切ると空間が歪んだようにさっきまでいた所に戻る。鬼は元の姿に戻って灰になっていく。

鬼「な……んでわかっ……たんだ」

不死川「あ”あ”!?俺が鬼如きの真似事を見分けられないわけないだろォ!しかもよりによってあの鷹筆様に化けるゥ?巫山戯んのも大概しろよ」

灰になっていく鬼を睨みつけながらそう言い放つ。鬼はとんでもない人間に手を出してしまったと後悔をした。そしてもう1人の自分より強い弟である鬼が生き残れることを願うがそれもすぐに塵となる。

不死川「どうやらもう一匹鬼がいるらしいが……鷹筆様が既に消してるだろうなァ」

鬼は最後に1粒の涙を落として消えた。その涙は先に旅立つことに対してだろうか。自分が消えることに対してだろうか。それとも……弟を昔、拒絶してしまったからだろうか。

不死川「……鬼が泣くんじゃねェ。クソがっ」

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神夜の羽織(プロフ) - 下で話していたパスワードのかかったお話を個人的な都合で削除することになりました。待っていてくださった方々には大変申し訳ございません。心よりお詫び申し上げます (2020年3月4日 14時) (レス) id: d57f708b28 (このIDを非表示/違反報告)
神夜の羽織(プロフ) - ありがとうございます (2020年2月28日 1時) (レス) id: d57f708b28 (このIDを非表示/違反報告)
吹雪彩香 - いいですよ^_^どの作品もいつも楽しみに待ってます(≧∀≦) (2020年2月28日 0時) (レス) id: 9f5e24e49c (このIDを非表示/違反報告)
神夜の羽織(プロフ) - お返事を待ってます (2020年2月27日 18時) (レス) id: d57f708b28 (このIDを非表示/違反報告)
神夜の羽織(プロフ) - それは本当に暇つぶし程度のもので自己満足です。それでも大丈夫ならば今の其の壱のリメイク終了と共に公開します。それでも宜しいでしょうか? (2020年2月27日 18時) (レス) id: d57f708b28 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:神夜の羽織 | 作成日時:2019年11月6日 23時

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