四角い箱に閉じ込められた時の対処方法【鬼滅の刃】

対処法（８）我妻善逸 ページ15

「ぎゃああああああああどこなんだよここ！！！てかAちゃんと一緒とかほんとに！？天国かよ！！！！！」

『……ぜ、善逸、落ち着きたまえよ』

「落ち着けるわけないじゃんこんな状況！！！！！Aちゃんは冷静すぎて凄いね！？！？」

『いや、善逸が代わりに騒いでくれてるから』

「アッそういう事情！？」





現在、とても騒がしい同僚と箱の中。正直とてもうるさいし耳を塞ぎたい。だって耳元であんなうるさい声聞こえるし、マジで鼓膜破れます辞めてください。


ていうか善逸との距離がめっちゃ近いんですよ。だから、善逸は少なからず男の子だから、女の私は吊り橋効果的なので心臓が高鳴っちゃう訳で……あーもうやだ！！！


てか私は先程まで報告書を書いていた筈なのだけど…ああ中途半端って一番嫌なのに。






『君も、早く出たいと思うし、出る方法探そうよ、善逸』

「…………え？」

『え？』

「え？Aちゃんはここから出たいの！？この夢みたいな状況で！？え！？嘘でしょ！？」

『えー、だってまだ報告書書き終わってないし』

「俺より仕事の方が大事なの！？俺を愛してるって言ったのは嘘だったの！？Aちゃんの浮気者！」

『いや愛してるとも言ってないし仕事に嫉妬した妻みたいな言い方やめようね？善逸』







善逸はそう言っても出たくない出たくないとゴネ始める。いや君の女の子好きは知っているけどこれに関しては度を越えてはいないかなぁ善逸…。


まぁ、実は私善逸の事ずっと前から好きだし、出たくないって言ってくれるのは本当に嬉しい。ただ曲がった事が苦手だから早く出たいし、多分善逸は私が女だから出たくないんだろう。女なら誰でもついて行きそう。あ、自分で考えてて悲しくなって来た。

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