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「ふぅ、私の勝ちだね。」
「負けちゃいました…」
1ラウンド後は接戦だった(両者壁に刺しまくり、中々ダーツボードに当たらなかったからである)。
しかし、鴎外が最後に真ん中にメスを刺したため勝利を決めた。
「さて…A」
「…はい」
鴎外の真剣な表情に、Aは思わず唾を飲み込む。
「罰ゲームをしよう!」
「分かりました…。
…え?」
__
「やはり、これを選んでで正解だったよ」
下着が見えてしまいそうなほど丈の短いメイド服。滅多にスカートを履かないため、太腿が顕になっていることが恥ずかしくて、耐えられない。
さらに、Aは鴎外の膝の上に座っている。横には、満面の笑みをした鴎外の顔があり、余計に耐えられない。
「あ、あの…も、もう脱いでもいいですか…?」
「え?ここで脱ぐの?Aは大胆だねぇ」
「なっ!ち、違います!ここでじゃないですから!」
鴎外の膝から降りようとするが、しっかり抱きしめられているため抜け出せない。
「も、森さん、誰か来たらどうするん…」
鴎外の指がAの小さな口を塞ぐ。
「今は 'ご主人様'と呼びなさい」
するりと鴎外の手がAの太腿をなぞる。それに反応して体がはねた。愛しそうに見つめた後、口付けをした。体を離そうとくねらすが、捕まえられてねっとりした接吻が続いた。
ぷはぁと唇が離れた時の両者の表情は、余裕の色が見えない。
「…い」
「うん?すまない、なんと言ったんだい?」
少し息が上がっている。鴎外はAの体を寄せた。
「ご、ご主人様の、へんたい……」
鴎外の中で何かが切れるような音がした。
「…おやおや、そんな口を聞く子には、お仕置が必要だね?」
「…へ?」
「口を開けなさい。」
「は、はい……」
唇をなぞったあと、先程よりも、甘く、とろけるような口付けをした。何度も何度も。
Aは、もうダーツは懲り懲りだと思った。
____
堕天使さん、リクエストありがとうございました!!上手くできたかあまり自信はありませんが…
(--;)
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あとり(プロフ) - さらささん» ありがとうございます;;ちょっぴり苦いお話にしちゃってすみません;私の確認不足でした… あああ本当ですか!嬉しいです……!!これからも精進して参ります! (2019年12月15日 19時) (レス) id: e8ffd9f451 (このIDを非表示/違反報告)
さらさ - すてきな話をありがとうございます 森さんも夢主ちゃんもお互いに想いあっているみたいだけど色んな思いが交差してもう一歩踏み出せない感じですね リアル感があってとてもいいです いやあ 作者様の文才がうらやましいです これからも無理のない様に頑張って下さい (2019年12月13日 15時) (レス) id: a0220cc930 (このIDを非表示/違反報告)
あとり(プロフ) - 白しらすさん» ありがとうございます!!とても嬉しいです…! (2019年10月26日 17時) (レス) id: e8ffd9f451 (このIDを非表示/違反報告)
白しらす(プロフ) - ( ゚∀゚):∵グハッ!!かわいい...かわいいぞここの森さん!!!!!好き!!!!!! (2019年10月25日 1時) (レス) id: 71d6bb7d16 (このIDを非表示/違反報告)
あとり(プロフ) - 凛さん» ああああありがとうございます;;上手くかけてるかとても心配だったので嬉しいです;;こちらこそリクエストありがとうございました! (2019年10月18日 21時) (レス) id: e8ffd9f451 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:あとり | 作成日時:2019年6月16日 23時