23.仲良くなりたい ページ25
花桐SIDE
マ「これで集会を終わる!解散!!」
下の子たちは帰っていき、幹部と隊長だけ残された。
マ「……」
佐野は深刻そうな顔をしている…。でも…、
マ「よし!俺たちが最初にやるべきことは自己紹介だよな!!」
一気に笑顔になり、幹部の子たちはポカンと口を開けた。こういう雰囲気に慣れてないと誰だって戸惑っちゃうよね…。
マ「まずは俺から。俺は東京卍會総長、佐野万次郎!マイキーって呼んでくれ!よろしくな、羅賦良簾!」
ド「副総長、龍宮寺堅。ドラケンって呼べ」
東卍のメンバーの名前は大体知っているんだけど…、この雰囲気を壊すわけにはいかないし。
場「一番隊隊長、場地圭介だ」
千「一番隊副隊長、松野千冬っす」
一番隊から五番隊まで順番に自己紹介をしていった。次は私たちね。
「羅賦良簾の首領、花桐A。高校二年生よ」
椿「副首領、楠城椿。高校一年生」
胡「首領補佐兼参謀、胡蝶皐月。花桐と幼馴染」
葵「幹部、葵桔梗。Aちゃんとタメ」
華「幹部、華相紫苑だ。羅賦良簾の中では最年長、武藤の一個上だよ」
枳「幹部の枳殻睡蓮…。高校三年生…」
みんなあまりノリノリじゃない…。もう少し愛想笑いでも何でもしたらいいのに…、多分一番隊辺り嫌がってるわ。
マ「みんな頭硬いね。もっと笑顔でいこう」
「マイキーに賛成。お互いを信用するためにはやっぱり親睦を深めないと」
マ「皐月って俺らのとこにいた奴だよね?スパイだったってこと?」
胡「そう。あまり東卍についての情報を持っていなかったからスパイとして侵入して情報を共有するのが一番いいんじゃないかって」
そして、そのスパイだってことに気づいたのはただ花垣武道一人だったってわけ…。タイムリーパー、ホントに存在するなんて私も驚愕だわ。
マ「俺たちは今まで年上だったとしても余裕でぶっ飛ばしてたのにな〜!お前ら強すぎだって」
「結果的には負けてしまったけど、こちらの作戦の方が勝っていたわ。多分当てる人がハマったのね。元々は私がマイキーとドラケンを相手する予定だったんだけど、椿がすごい強かった」
椿「あれはたまたま…」
一番隊は強いからもっと苦戦するものだと思っていたけど、いい予想外だった。あれのおかげで優勢になれたと言っても過言ではない。
千「あの場地さんが為す術無しで負けるなんてあり得ないっすよ!」
場「千冬ゥ、あれは俺の力不足だ」
千「でも、絶対場地さんの方が強いっす」
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作者名:suffron* | 作成日時:2022年9月19日 20時