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 視点 なし


夏油
「 来たる十二月二十四日!!
 日没と同時に!! 」


夏油
「 我々は百鬼夜行(ひゃっきやこう)を行う!!!! 」


夏油
「 場所は呪いの坩堝(るつぼ)、東京・新宿、
 呪術の聖地・京都!! 」


夏油
「 各地に千の呪いを放つ
 下す命令は勿論 " 鏖殺 " だ。 」


夏油
「 地獄絵図を描きたくなければ死力を尽くして止めにこい 」


夏油
「 思う存分呪いあおうじゃないか 」










菜々子
「 あー!!夏油様お店閉まっちゃう!!! 」

 
 空気をぶち壊すように菜々子が大声で叫ぶ。


夏油
「 もうそんな時間か 」


夏油
「 すまないね悟 」


夏油
「 彼女たちが竹下通りのクレープを食べたいときかなくてね、
 お暇させてもらうよ。 」


夏油
「 いやはやあんな猿の多い所の何が ____ 」


五条
「 このまま行かせるとでも? 」


夏油
「 やめとけよ 」


 夏油の纏う空気が変わる。


乙骨
「 ____ っ…! 」


 すると、乙骨たちを囲むように呪霊が出現する。


夏油
「 かわいい生徒が私の間合いだよ。 」


 夏油は鳥の足に捕まり、手をヒラヒラと振る。


夏油
「 それでは皆さん、戦場で 」


乙骨
「 ! ____ 待、…! 」


禪院
「 憂太!!下がれ!! 」


 夏油を追おうとする乙骨を禪院は静止する。


五条
「 ____ ! 」


 呪霊の一撃が乙骨に届こうとしていた、その時だった。











「 " 術式付与 青龍(せいりゅう)水笛(みずぶえ) " 」










乙骨
「 !! 」


 どこからかそのような声が聞こえて、
 空中に水の球体が現れる。





乙骨
「 西園寺先輩! 」





 水の球体が集まり、渦巻きができていく。


A
「 … 」


 西園寺が指を鳴らすと、呪霊が渦巻きに巻き込まれて祓われる。


乙骨
「 す、凄… 」


A
「 …良いね、 」


乙骨、禪院、狗巻、パンダ
「 … 」


A
「 あれ…?これ祓っちゃいけなかったやつ?? 」


 術式が解除されて西園寺の持っていた笛が刀に戻る。


五条
「 いや、助かったよA、 」


五条
「 …それと、新しい術式できるようになったんだね。 」


A
「 まぁね、なんかコツ掴んで今初めて使いました…。
 …ごめんけど、こんな術師集めて何があったんですか? 」


五条
「 …今から話す、
 学長、緊急会議開きましょう、準一級以上の術師は参加で 」


A
「 …分かりました 」

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作者名: | 作者ホームページ:http://uranai.nosv.org/u.php/hp/72190cc3072/  
作成日時:2024年3月25日 20時

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