腹黒コンビは別々だけど相も変わらず

あがり症なの？なにそれ？ ページ43

コンコンッ

花宮｢どうぞ｣

｢失礼します｣

花宮｢ではまず学校名とお名前を教えてください｣

｢〇〇中学3年2組17番柴田A誕生日は12月23日
16歳です！本日は…｣

花宮｢おい、待て｣

｢え？｣

花宮｢聞かれたこと以外まで答えるな｣

｢あ、組番号要らなかった？｣

花宮｢年齢も誕生日も要らねーよ！｣

｢そ、そっか！もっかいおねがい！｣


take2

コンコン

花宮｢どうぞ｣

｢失礼します！！！｣

花宮｢では学校名とお名前を教えてください｣

｢はい！〇〇中学柴田Aです！本日はよろしくお願いします！｣

花宮｢ではお掛けになってください｣

｢はい！｣

花宮｢それではいくつか質問します。まず、我が校を選んだ理由はなんですか｣

｢はい！えーまず御校を志望した理由はいくつかありまして…………

〜5分後

｢であるからして……私は御校の売店の〜

〜さらに5分後

｢なので私は御校に入学……｣

花宮｢おい｣

｢はい！｣

花宮｢長ぇよ！最初は良い感じだった…だがな、なんで売店のパンだけで10分も語れるんだよ!!確かに止めなかった俺も悪いが……はぁぁぁぁぁお前の面接聞いてたら普通のがなんなのか分かんなくなるわ｣

｢やっぱり売店のパン食べ過ぎた話はしない方がいいかな｣

花宮｢つか売店の話はメインじゃねぇーんだからそんな長々と語んな｣

｢わかった！！！｣





そしてかれこれtake26回でやっとokを貰ったのだった







｢ふぅー疲れた｣

花宮｢俺の方がつかれる｣

｢花宮君の演技力流石だね！｣

花宮｢はぁ？あたりめぇーだろ普通のいい子ちゃん演じてたらメリットしかねぇーんだから｣

｢あ、そういえば近くのカフェに花宮君の好きそうな超苦いチョコレートスムージー売ってたから奢るよ！｣

花宮｢お前…時々話振っといてスルーする時あるよな…まぁ時間が時間だし行ってやるよ｣

ありがとうううううう花宮君のおかげ→←よっしゃぁぁぁ！！！勉強じゃぁぁ！！

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