腹黒コンビと何故か仲良くなってしまった

主将特権ってやつですか！てか職権乱用…にはならないの？ ページ43

昼休みになり私はいつものように教室から出ていく

(最近はあの集団なにもしてこないからちょっと怖いなぁ)

そして屋上に出ると

｢……暑っつ!!!!!!!｣

｢え？暑くない？え！暑い……｣

いつもは程よいポカポカ気味だったのが今日は雲ひとつないせいか物凄く暑い

｢あづいいいい……日陰なのにこの気温じゃ勉強どころじゃないよ……｣

私は寝転びながらパンを頬張りながもう片方の手で
教科書を開く

｢Let's go……ん？レッツゴー？どこに？あぁぁぁ駄目だ!!分かんないし暑いし暑いし暑いし｣

すると屋上の扉が開く音がした

(誰だ……ろって)

今吉｢おっ、おったおった！｣

｢ﾊｯ!!｣

私は急いで寝転び体制から立ち上がる

今吉｢自分結構だらしなかったなぁw｣

｢わ、忘れてください……｣

今吉｢来たのがワシで良かったなぁ！｣

｢……あっそれより今吉先輩なにかご用事でも？｣

今吉｢あぁ、もう7月やし、屋上も暑いやろ。やから
部屋貸したろうかと思って｣

｢部屋？｣

今吉｢まぁとりあえずついておいで｣

｢？？？？はい｣









今吉｢ここや｣

｢ここって……｣

そこはいつもミーティングルームに使っている部屋だ

今吉｢ここならクーラーもあるし机も椅子もあるし
ええやろ？｣

｢え、良いんですか？｣

今吉｢良くないけど…Aちゃんの期末も良くないやろ｣

｢うっ｣

今吉｢どーせキャプテンはワシや。なんか言われたらミーティングしてましたって言うたらええねん｣

(時々今吉先輩って真面目なのか不良寄りなのかよく分からなくなる…)

今吉｢あっ、因みにワシ一応これでも優等生で通ってるでっ｣

｢え、私今声に……｣

今吉｢ほな始めよか…………って自分持ってるの
英語の教材かいなぁ｣

｢あ、はい！今吉先輩英語は…｣

今吉｢んーまぁ1年の英語やしいけるやろ。教えたるわ｣

｢わーーい！！今吉先輩ありがとうございます！｣

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