腹黒コンビと何故か仲良くなってしまった

だって苦手なんだもん ページ37

今吉｢ひ、1桁……やとっ｣

今吉先輩の目が開かれている。いつもの笑顔を崩して物凄く驚いている

花宮｢1桁とか初めて見たっつーの｣

｢そ、そんなに言わなくても…｣

今吉｢いや、Aちゃん。一応ここ私立やし1桁は
まずいで…？｣

｢ひ、1桁って言っても数学9点で英語は5点です！！｣

花宮｢なぁに威張ってんだよ馬鹿が!!｣

｢ひっ…０点よりマシかなって｣

今吉｢英語と数学だけなん？他は？｣

花宮｢他はそれなりに取ってた。なんなら90のもあった｣

今吉｢なら数学と英語を徹底的にやるしかないなぁ｣

｢そんなにやばいですか？｣

今吉｢ヤバいで自分。１学期の期末で取られへんかったら三学期まで在校出来るか不安レベルや｣

｢そんなになんですか？！｣

今吉｢ワシの学年にも1年の時点が取られへんだけで
公立へ転校した子よーさんおったわ。｣

｢先輩!!花宮君!!助けてください！！！！｣

花宮｢はぁぁぁぁ｣

今吉｢ならこれから一週間は徹底的に叩き込むでワシは数学教えるから花宮は英語を教えたってくれ｣

花宮｢わーったよ！教えたらいいんだろ。｣

今吉｢まぁこれから一週間は体育館で勉強会や。
体育館に移動するで｣









今吉｢んで、ここを方程式……って聞いてるかぁ〜｣

｢ﾊｯ!!すみません！！すみません！！ちょっと5分休憩していいですか、、、｣

今吉｢あーーせやな。ちょい詰め込み過ぎたな｣

花宮｢……｣

｢花宮君はなんの勉強？｣

花宮｢読書｣

｢！！？？！｣

花宮｢んだよ｣

｢え、花宮君ノー勉!??!｣

花宮｢ノー勉つか、テスト前にちょっとノート見るくらいだけど｣

｢どうやったらそんな頭よくなるの！？｣

花宮｢普通に授業聞いてたらそこからの展開が大体
わかんだろ｣

｢なるほど！！！！｣

今吉｢Aちゃん……それ手本にしたらあかんやつや花宮は天才型タイプやさかい、ワシら凡人とは｣

花宮｢んだよ、嫌味ですか今吉さん｣

今吉｢別に〜？嫌味ちゃうけど。なんなら褒めてるけど｣

｢すみません……私ちょっと数字見てたら頭回ってきたのでお水飲んできます｣

テス勉疲れた…にしてもなんか暑い→←そんなに驚きます？！

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