腹黒コンビと何故か仲良くなってしまった

あれ？なんか気を使わせちゃった?! ページ34

｢あ、私の家ここだよ！｣

花宮(一軒家に一人暮らしかよ)

｢花宮君…？｣

花宮｢あ？あっ、あぁ。割と近かったな｣

｢そう？学校からは地味に距離あるよ？｣

花宮｢俺ん家からの話だ｣

｢えっ？そうなの？花宮君の家はどの辺？私が送ってあげるよ！｣

花宮｢馬鹿か。俺が送った意味ねーだろ。俺ん家はあっこのマンション｣

｢あ、ほんとだ！結構近いね！｣

花宮｢じゃあな｣

｢あ、花宮君！｣

花宮｢なんだよ｣

｢また、明日ね！｣

花宮｢……あぁ｣









翌日の学校

先生｢今日からテスト一週間前だ。部活は許可貰ってない人は即帰宅。｣

(げっ、今日から一週間前だったァァァ)





その日の授業は必死に取り組んだ訳だが、、、

(ダメだ……分からん!!!!)

教室で花宮君に話しかけると女子からの視線が痛いので私からはなるべく話しかけかけないようにしている

(そういえば最近嫌がらせがマシになったなぁ…
花宮君が後ろの席のおかげ？？？)

何故なのかは分からないので私は数学の教科書を
持って屋上へ行きパンを齧りながら教科書と睨めっこしていた









Prrrrr

私の携帯にはある人の名前が書かれていた

｢ん…？あっ、｣

｢はい！もしもし！｣

虹村｢おーっ久しぶり｣

｢あ、お久しぶりです！虹村さん！｣

虹村｢別にさん付けじゃなくていいぜ？｣

｢えっ、あー、じゃあ虹村……君で｣

虹村｢まぁそれでもいいや。｣

｢あ、私の事も呼び捨てで！｣

虹村｢おう！じゃあ柴田か…A……んーAの
方がしっくりくるな！｣

｢なんでも……あ！そういえば虹村…君はどうしたんですか？電話なんて｣

虹村｢あーーそうそう！実はこの前○○中学のAと連絡先交換交換したつー話してたら監督が夏休み中是非練習試合出来ないか聞いてくれーって言うもんでさ｣

｢なるほど……今吉せんぱ……あ、いや先輩に聞いてみます！｣

虹村｢ん？監督とかじゃねーの？｣

｢実はこの前監督が訳あって辞めちゃったので、今は代わりの監督が来るまで主将が全て代わりを務めてまして｣

虹村｢ふーん？まぁよくわかんねーけど大変なんだな｣

｢そうなんですよ……とても大変だったらしく｣

虹村｢え？｣

｢あっ！！いや、えっと｣

虹村｢ぷはっwんっだよ焦りすぎw｣

｢すみません!!なんか電話とか慣れてなくて｣

めっちゃ頭良い…私の周りの人はみんな頭いいのか→←仕方ないからねぇ

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す