腹黒コンビは学校バラバラになった2

面倒見がいい先輩ばかりじゃないですか！ ページ39

暫く当てていると

黛｢見せてみろ｣

｢えっ、あーはい｣

黛｢これくらいでいいだろ。ほら、これ持ってろ｣

樋口｢は？なんだよ！｣

黛さんは肘に付いた絆創膏を一瞬でめくってしまった

｢ｯ!!｣

黛｢多少の痛みは我慢しろよ。｣

｢すみません…｣

樋口｢けどさっきよりかは痛そうじゃなかったな｣

黛｢こーいう時はふやかしたら剥がれるんだよ。よくあるだろ？風呂入ってる時とかいつの間にか絆創膏剥がれる現象。あれと同じだ｣

｢すごい…物知りなんですね！｣

黛｢別に…ほらとっとと手当してやれよ｣

樋口｢あ、お、おう！｣







樋口｢よし！これで出来た！｣

｢わざわざありがとうございました！｣

樋口｢そーいえばなんでこんな肘と膝に怪我してたの?｣

｢実はかくかくしかじかでして……｣


樋口｢悲惨だったね……｣

｢いえ、まぁ半分以上は自業自得なので！｣

樋口｢うっわ！健気〜!!超健気!!うちの後輩にはこういう健気な後輩居ねーもんなぁ。｣

黛｢プライド高ぇ奴の集まりだろ｣

樋口｢まぁー葉山は懐いてくれるが…やっぱ洛山にも可愛い女子生徒が欲しいよなぁ〜｣

｢洛山って男子校なんですか？｣

樋口｢そうなんだよー……女子が居ない代わりに
おネエさんならいるんどけど、｣

｢？？｣

黛｢後で実渕に埋められても知らねーぞ｣

樋口｢ちょ、今のナシ!!!｣

｢赤司君とか高校でモテモテなんだろーなって思ってたけど違うんだ〜…｣

樋口･黛｢！？｣

｢ど、どうしたんですか？｣

樋口｢赤司のファン？とか？｣

｢ファンってより…中学の時からの知り合い…みたいな｣

黛｢帝光中か｣

｢ち、違いますよ〜。ただ帝光と合宿した時に親しくなって…｣

黛｢あの赤司が、か｣

樋口｢つーか赤司って女の子の知り合いとかいたんだ｣

黛｢あのスペックとプライドの高さだから友達は選ぶもんかと思ってたわ｣

樋口｢おい〜黛！失礼だろ！｣

｢いえいえ、大丈夫ですよ！慣れてるので…それに
黛さんの言うことも一理あるので……｣

黛｢……悪い言い過ぎた。いつもの癖で｣

｢え？｣

樋口｢悪いな柴田さん！コイツいつも周りに毒吐いてるから多分そういう素直なリアクション新鮮で困惑してるんだと思うw｣

｢あっ…あぁ!!なるほど……先輩って大変なんですね｣

すっかり長話に花を咲かせてしまってるよね→←仲良のいい仲の悪さっていいよねぇ！

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