腹黒コンビは学校バラバラになった2

いつも笑顔なのに初めて見るゲス顔に驚き ページ32

試合の雲行きは少し怪しいが少しずつ点は稼げている

そして黒子君投入した事によって、紫原君は変わる

｢うわっ、アレは相当ムカついてる顔だね…｣

リコ｢鉄平が言ってた話が本当だとすると紫原君は
子供っぽい性格だから挑発が効くって事を言ってたけど…｣

｢うわっ！けど、逆効果じゃない？｣

紫原君はゴール下だけを守っていたがオフェンスに加わった事により話は変わってくる

｢ま、まずいんじゃないこれ！｣

リコ｢そんなっ、火神君!!!｣

紫原君が全体重をかけたゴールは壊れてしまう

｢うっそでしょ…｣

少しの修理の為試合は1時中断された

｢大丈夫?!火神君！怪我は！？｣

火神｢大丈夫っす｣

｢良かった…｣

火神｢それより紫原が…｣

リコ｢そうね、オフェンスに加わった事によってゴール下は狙いやすくなったわ！｣

その紫原君を見るとなにやら木吉君と会話しているようだ

｢木吉…君？！｣

紫原君に引き上げられた木吉君の様子が変だ

日向｢おい！紫原！どういうつもりだ！｣

紫原｢はぁ〜？起こしてあげただけだし〜｣

そのままスタスタと行ってしまう紫原君をよそに木吉君の脚は限界のようだ

｢大丈夫？木吉君｣

木吉｢大丈夫だ!!!まだ…やれる！｣

リコ｢……交代よ鉄平｣

渋々聞き入れた木吉君は凄く悔しそうにしている

そして試合は再開し、木吉君抜きでの新フォーメンションで挑もうとしていた

木吉君は再び試合に出る為にリコちゃんが医務室へ連れていく事になった訳だが…

リコ｢どういう事だから！後の指揮は宜しくね！Aちゃん！｣

｢……え！！？わ、私！？｣

リコ｢大丈夫大丈夫!!!小金井君も居るんだし！｣

コガ｢おーう！安心して行ってこいよ！木吉!!!監督!!!｣

｢うっそ……｣


試合は苦しい状況になってきた。
私はリコちゃんに指示されたように皆に指示を出していくがどうにも火神君の様子が先程から気になる

｢火神…君？｣

コガ｢火神がどうかしたの？｣

｢え、あーいや…なんて言うか……モヤモヤしてるような｣

コガ｢んん？？｣

｢いや、何でもない！｣

そして外に出たボールを黄瀬君が取ると火神君と黄瀬君は何か話しているようだ

｢んん？周りの歓声でよく聞こえない……｣

様子を見る限りじゃ、黄瀬君の表情は今までに見た事無いくらいゲス顔だった

｢き、黄瀬君!?え、な、なんの話してるの!?｣

流石大黒柱!!!!!頼りになるぅ！→←流麗な動き過ぎて見入っちゃう

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す