何故か世界一の名探偵に溺愛されてるんですが

事情説明はまだまだで ページ9

『はい…1週間前から行方不明で…連絡も繋がらなく…警察も取り合ってくれないんですよね…』

乱｢僕、警察に行って殴り込んでくる！ほんとに警察はダメだなぁ！僕に頼ってばっかりだしAちゃんの頼みを聞かないなんて随分低脳だ！｣

自首しに行くんですか？とは言わなかったけど…でも、警察までもが彼の力を借りるとは実力は確かみたいだ

乱｢でも、僕がすぐに解決するよ！僕の異能力超推理は僅かな情報でありとあらゆることがわかるからね！｣

そう言ってメガネをかけ異能力超推理と言った

乱｢…Aちゃん家を調べて見てもいい？｣

『もちろんです、連絡が途絶えてからそのままにしてるので』

太｢君は調べなかったのかい？｣

探るような物言いに私は苦笑しながら答えた

『はい、素人の私が下手に荒らすより専門の人に見てもらおうと思いまして』

太｢へぇ…なるほど｣

乱｢じっ、実家？！それってつまりは結婚だよね！？もう結婚の挨拶だよね！｣

『一応出入りはしてますがどこもいじっていないので…』

乱｢やっぱりスーツかな？！あ、お菓子も持っていかないと！｣

……ほんとに大丈夫かな…

国｢心当たりは？｣

『…いえ、特には…』

国｢誘拐って可能性も捨てられないな｣

『そんな…ありえません！私の両親は護身術を心得ています。それに誰かに恨まれるような悪い人ではないです』

私は少し俯くと太宰さんが口を開く

太｢そうだね。それはないんじゃない？誘拐だったら身代金とかを要求してくるはずでしょう？でも、それも来てないとなるとおかしいと思うよ｣

与｢言われてみればそうだねェ｣

『…目的が両親だったらどうでしょうか？』

私の言葉に視線が集まる

『犯人の目的がお金でもなく両親で…そしたら私に身代金を要求してきたりはしないんじゃないでしょうか』

国｢確かにな…とはいえ、まだ原因はわからん。行って確認してみるのがいいかもしれないな｣

太｢……｣

乱｢よーし！今すぐ行こう！いいよね！｣

『え？あ、はい。問題ないですよ』

乱歩さんの唐突な発言に私は頷く

乱｢けってーい！｣
〜〜〜〜

乱｢…なんで君たちまでついてくるのさ！｣

国｢何があるかまだ定かではありません。乱歩さん1人ですと少し危険が…｣

太｢まぁまぁ、乱歩さん。後でおふたりの時間は取りますから｣

私の人権はどこにいったんだろう

太｢ところで君は生き物はすき？｣

『いえ、生き物は昔から苦手で…』

私は太宰さんを見つめ答えた

気づいていたのでしょうに→←ホストクラブか何かですか

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す