心配なんですよ ページ37
敦side
あぁぁぁぁぁ…まずいまずいまずい
国「おい!なんの騒ぎだ!」
太「おやおや…これは……」
与「アンタらちょっと落ち着きな!」
よ、良かった…頼れる大人組が来てくれた……
慌てる僕と谷崎さんに駆け寄ってきてくれる大人組
乱「っ…たぁ…!何すんの!!」
『っ…どうしてそういう事になるんですか!』
谷「み、みなさん…実は…」
助けを求めてるように僕達は慌てて話す
でも、僕達なんて視界に入っていないかのように乱歩さんとAさんは喧嘩する
乱「どうしてって事実だろ!信用していたらもしかしたらなんてならないだろ。つまりは僕のことを信用していないんだ!」
『なんで…ですか…どうして信用してないなんて…』
Aさんはそんなことない。むしろ、乱歩さんを信用してるし信頼している
だからって、安心できる訳じゃない
Aさんは太宰や乱歩さんと同じで頭がいいし、当然僕なんかより大人だし…常に冷静でいられて物事も色んな主観から考えることが出来る
でも、Aさんも僕と同じなんだ、不安に思うし心配する
こんなこと言ったら笑われて否定されるかもだけど僕とAさんは性格上似てる部分があるんだと思う
変に自信がないところや、やる事一つ一つにおいて躊躇してしまうところ、自分の気持ちを話のが苦手で流されやすいところ
言っちゃえばヘタレなんだ
あ、自分で言ってて悲しくなってきた
乱「何?僕何か間違ったこと言ってる?」
乱「僕は君を信じてるからやったことでもAは信じてないんでしょ!」
『信じてたら心配しちゃいけないって言ってるんですか!』
乱「そうだよ!信用してたら心配になんてならない!浮気調査とかだって疑ってるからやるんだろ」
『っ…乱歩さんのばか…!』
乱「バカってそれしか言えないの?もっとレベルの高いこと言ってよ」
『私はただ…』
『乱歩さんはもう少し他人の気持ちを理解してくださいよ…!いつも自分勝手でわがままばかり!』
乱「はぁ!?なんでそんな話になるの?それなら言わせてもらうけどAだって、無気力だし当たり強いし!いまみたいに思い通りいかないと不貞腐れるじゃん!」
『だってそれは…』
乱「始まった、まただって…変に自信ないくせにわがままだ!お前のそういうところ大嫌いだ!」
乱歩さんの言葉にAは酷く傷ついた顔をしていた
『好きになってくれなんて頼んだ覚えはありません!いつものウザイのがなくなってせいせいします!』
Aさんはそう言って上の階に走っていた
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ランポッポの眼鏡になりたい - いいお話でしたぁあぁ 完結しちゃうなんてぇぇぇええ(;ώ;) でも完結おめでとうございます(;ώ; (2023年1月15日 21時) (レス) @page49 id: b523133505 (このIDを非表示/違反報告)
ミミッキュ - 大好きですありがとうございます‼ (2023年1月7日 17時) (レス) @page50 id: 763a55f7bf (このIDを非表示/違反報告)
藍素(プロフ) - 完結おめでとうございます!(*^▽^)/★*☆♪ (2022年12月10日 22時) (レス) @page50 id: 81a29d8f69 (このIDを非表示/違反報告)
すい(プロフ) - 完結おめでとうございます!! (2022年12月9日 18時) (レス) id: b0ccef1124 (このIDを非表示/違反報告)
ライ(プロフ) - もういつも更新をワクワクしながら待ってます!スゴイ楽しみすぎて!!更新頑張ってくださいね! (2022年11月18日 22時) (レス) @page27 id: bf60b993eb (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:こみゅな | 作成日時:2022年11月9日 12時