何故か世界一の名探偵に溺愛されてるんですが

納得できますね ページ26

乱｢A！おいで！｣

両手を広げて乱歩さんは私を見る

当然私はスルーした

乱｢え！ねぇ、無視？！ほら、名探偵の腕の中に飛び込んでおいで｣

『嫌です。絶対。5万貰ったって無理です』

乱｢そんなに！？なんで！ハグになんの問題があるわけ！不満なの！？｣

騒ぐ乱歩さんを見ながら私は答える

『ハグに不満は無いですけど乱歩さんに不満はありますね』

乱｢あぁ、そうなんだ…って、僕罵られてる？｣

『ノノシッテマス』

乱｢あぁっ！可愛い！そんな君も愛してる！｣

病気だ…もはや病気だ…と、言うより意味わかってるのってレベル

乱｢ねぇ、ラムネあげるから僕のこと好きになって｣

『子供ですか』

乱｢君を前にしたら僕は子供のようにはしゃぐよ｣

『そうですか…私は子供は相手にしませんよ』

まぁ、現に乱歩さんは子供ぽいところあるけど…

乱｢僕は大人だよ！君より年上！｣

『うるさいですおじさん』

乱｢おじっ…！？僕っておじさん！？もう、おじさんなの！？｣

乱｢だざ…はダメだ。敦！僕っておじさんなの！？｣

敦｢へっ！？あ、いや…そ、そんなことはないと思いますよ！｣

敦くん可哀想、てか、太宰さんも可哀想…ダメってなんだダメって

乱｢それでハグダメなの？｣

『まだ、続いてたんですか…それ』

『……と、言うより…今更なんですか…貴方いつも聞きもせずにやってくるじゃないですか』

乱｢え…わっ！何それ！可愛い！ほんとは僕とハグしたかったの！？可愛いか！あ、可愛いのか｣

ギャーギャー騒ぐ乱歩さんは私に抱きつく

乱｢はぁ…可愛い。世界一愛してる。なんかもう意味わかんないくらい好き。いい匂いするし…天国？世界遺産か。ひとつひとつの表情がもう可愛い。結婚したい。目に入れても痛くないてかむしろ目に入れさせて欲しい。｣

与｢今日もやってんねェ｣

与謝野さんは面白そうに私たちを見た

乱｢Aが日に日に可愛くなっていくだ｣

人ってそんなすぐに変わるものなのか…

与｢乱歩さんももう少し抑えて紳士に行動しないと本気にされないんじゃないかい？｣

乱｢だって、女の子は犬みたいな沢山好意を伝えてくれる人が好きだってマスターラブリー3代目が言ってた｣

『3代目！？1代目に何があったんですか。てか、2代目はどうしたんですか』

と、言うよりまだ読んでたんですねそれ…

1代目に何があったんですか…ほんとに

乱｢ストーカー事件に発展したらしいよ｣

『なるほど』

名探偵が犯人とかベタ小説はやめてくださいね→←いや、別に期待してたわけじゃないし

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