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知ってますよ ページ24

乱「A、僕と付き合わない?」

『嫌です』

乱「いや、待って。一旦話聞いて」

『聞いたところで変わらないんですけど…』

乱歩さんは私の席に来て話す、隣で作業していた国木田さんを押し退けてフリップボードのようなものを私に見せた

乱「僕と付き合ったらいい事がある」

乱「まず、僕と付き合うと駄菓子が沢山だべれる!」

乱「それから名探偵の僕がついてるからなんでも解決できる!」

『駄菓子は沢山食べると太ってしまいますし、私も一応探偵社員なので解決できます』

私が興味無さそうに言うと止まらない口がまだ話す

乱「それだけじゃない!この探偵社で年上は僕だけだ!年上と付き合うのって憧れでしょ!?」

『年上なら社長もそうですね』

乱「えっ!?Aってそんな年の差ありなの!?僕はまだまだ若木?!」

『それだと社長を枯れ木って言ってるんですか』

酷い言いようだよ…

乱「とにかく!僕と付き合うべきだよ!僕だったらAを守れるし!」

『遠慮しておきます』

乱「えー…じゃあ、どうしたら付き合ってくれる?」

『そうですね…世界が滅んで私と乱歩さん2人っきりになったら考えてもいいですよ』

私がそう言うと真剣な顔つきになる乱歩さん

乱「世界滅亡計画か…3日あれば足りるな…」

乱「でも…太宰が邪魔だな…先に仕留めておくか」

ぼそっと何を呟いてるんだこのサイコパス名探偵は

ほんとに出来そうで怖い

乱「太宰、ちょっと僕と出かけない?2人で」

このまま山奥に連れてってって本音が見える…

乱「僕に任せろ、安心して着いてくればいい」

太「今の会話聞いて行く人なんていませんよ…」

太宰さんは苦笑しながら乱歩さんに言った

乱「やっぱり毒か…」

太「殺害方法の問題じゃないです」

乱「と、なると…やっぱり5日は必要か…A、5日だけ待って。ちょっと世界滅亡させてくる」

真面目な顔してなんてこと話してるの

『そんな、ちょっとコンビニ行ってくる。みたいなノリで言われても…絶対やめてください』

『そんなことしたら一生口聞きませんからね』

乱「えーじゃあ、どうしたら付き合ってくれるの?」

乱歩さんは私を真っ直ぐ見つめた

乱「もう2年は待ってるんだけど…」

乱「いつになったら僕のものになってくれるの?」

『ふ、ふざけてないで仕事に戻ってください。これも捨てますからね』

騒ぐ乱歩さんを無視して私はフリップボードを捨てる

ちらりと見えた1ページには…「僕と付き合ったら後悔させない」

と、書いてあった。

そんなの…

いや、別に期待してたわけじゃないし→←What color is it?



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ランポッポの眼鏡になりたい - いいお話でしたぁあぁ 完結しちゃうなんてぇぇぇええ(;ώ;) でも完結おめでとうございます(;ώ; (2023年1月15日 21時) (レス) @page49 id: b523133505 (このIDを非表示/違反報告)
ミミッキュ - 大好きですありがとうございます‼ (2023年1月7日 17時) (レス) @page50 id: 763a55f7bf (このIDを非表示/違反報告)
藍素(プロフ) - 完結おめでとうございます!(*^▽^)/★*☆♪ (2022年12月10日 22時) (レス) @page50 id: 81a29d8f69 (このIDを非表示/違反報告)
すい(プロフ) - 完結おめでとうございます!! (2022年12月9日 18時) (レス) id: b0ccef1124 (このIDを非表示/違反報告)
ライ(プロフ) - もういつも更新をワクワクしながら待ってます!スゴイ楽しみすぎて!!更新頑張ってくださいね! (2022年11月18日 22時) (レス) @page27 id: bf60b993eb (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:こみゅな | 作成日時:2022年11月9日 12時

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