乱歩さん貴方ですよ ページ17
太宰side
乱「太宰」
いつも通りソファーに寝っ転がってサボっていると乱歩さんが話しかけてきた
珍しいこともあるもだ
私は体を起こして乱歩さんを見た
太「はい、どうしました」
乱「君に僕の相談役を与えようじゃないか!」
感謝しろとでも言いそうな勢いで乱歩さんは言った
私は苦笑しながらも「それは光栄です」と言っておいた
乱「相談するには同じレベルの相手じゃないと成り立たない。それにお前はこの手の事に詳しいだろ」
太「恐縮です」
探偵社切手の名探偵にそう言われるのは悪い気がしない
乱歩さんと下のうずまきに行き席につく
乱歩さんは見てるだけで胃が凭れそうな甘い物沢山食べている
私は珈琲を頼む
乱「話なんだけど」
太「Aちゃんの事ですよね」
乱「話が早くて助かるよ、それでだなAに好きな人が居るみたいなんだけど知らない?」
太「はい?」
私は思わず瞬きをして乱歩さんの発言に驚く
乱歩さんとAちゃんが好き合ってることは第三者から見たら一目瞭然だ
それに乱歩さんがそれを気づいていないことに驚く
いや、確かに超推理をしないとスイッチが入らないのだから分からなくても仕方ないと言ったところなのだろうか
乱「好きな人、知らない?」
太「いえ…わかりかねますね」
乱「じゃあ、分かったら知ってる限り教えてくれない?その人ありとあらゆる手で消すから」
ついに乱歩さんも自 殺願望ですか
とは、言わないけど…これは参ったなぁ
乱「いっそ無理やりキスでもしてやろうかな」
太「やめてくださいね、乱歩さん相手じゃ勝ち目がありません」
ほんとにするんじゃないかと言うぐらい目がカッと見開いている
乱「僕が紳士で良かったねぇ」
紳士という点では疑問が浮かぶがそこには触れないでおこう
太「乱歩さんがこちら側で良かったですよ、ほんとに」
じゃないとAちゃんの身が危なかった
乱「あいつに好きな人が居るなんて…どこのどいつなんだ」
太「Aちゃんからは聞いていないんですか?」
乱「恥ずかしそうに顔を真っ赤にしたAを見て冷静に恋バナなんてできると思ってるの?」
恋バナは冷静にするものじゃないです
乱「聞いたけど中々吐かないし」
乱歩さんがしようとしてる事は拷問ですよ
Aちゃんよく耐えたなぁ
乱「はぁ…Aが可愛い…」
多分、乱歩さんがこんな表情するのはAちゃんのことぐらいだろう
好き同士なのだからさっさと付き合ってしまえばいいのに
200人がお気に入り
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
ランポッポの眼鏡になりたい - いいお話でしたぁあぁ 完結しちゃうなんてぇぇぇええ(;ώ;) でも完結おめでとうございます(;ώ; (2023年1月15日 21時) (レス) @page49 id: b523133505 (このIDを非表示/違反報告)
ミミッキュ - 大好きですありがとうございます‼ (2023年1月7日 17時) (レス) @page50 id: 763a55f7bf (このIDを非表示/違反報告)
藍素(プロフ) - 完結おめでとうございます!(*^▽^)/★*☆♪ (2022年12月10日 22時) (レス) @page50 id: 81a29d8f69 (このIDを非表示/違反報告)
すい(プロフ) - 完結おめでとうございます!! (2022年12月9日 18時) (レス) id: b0ccef1124 (このIDを非表示/違反報告)
ライ(プロフ) - もういつも更新をワクワクしながら待ってます!スゴイ楽しみすぎて!!更新頑張ってくださいね! (2022年11月18日 22時) (レス) @page27 id: bf60b993eb (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:こみゅな | 作成日時:2022年11月9日 12時