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【normal】




銀八「………うわ、なんかすっげえ豪勢だな」





学校から帰宅した銀八は机に並べられた夕食を見た。
どれもが手を込んだ料理でよくもまあ余り物で作ったな、と感心する。


Aはソファーに座ってスマホをいじっており、ゆっくりと振り返った。




A「おかえり。もう食う?」




銀八「あぁ」





Aはご飯をよそって椅子に座った。
銀八はネクタイを緩めて正面に座る。
まだ作ったばかりのようでおかずは冷めていなかった。




銀八「で、なんか良いことでもあったか」



銀八は味噌汁を飲みながら言った。
Aの顔色など銀八はすぐに窺える。
今日のようにやたらと真顔な時は大体嬉しすぎて表情筋が働かないパターンだ。



A「いやー、私って愛されてるなぁと思いまして」



銀八「あそ」



A「てか聞いて!!!」




Aはバンっと机を叩いた。
だがあまりにも勢いがありすぎたため自滅する。
Aは手を擦りながら言った。




A「神楽ちゃんとさ、その…夜兎高の番長…兄妹、らしいよ」




銀八「神威だろ。んなこたァとっくに知ってるわ」




A「ちょ待てよ」




サラッと神威くんの名を口にした銀八にAは動揺が隠せなかった。
思わず大声で話してしまう。




A「なんで叔父さんが神威くんの名前知ってるの?!え、もしかして補導したことあるの?!」




銀八「いやー、家庭訪問行った時に偶然会ったんだわ」




銀魂高は高校にも関わらず家庭訪問などというクソイベがあったことをAは思い出した。




A「それ早く言ってよ!!!」




銀八「言う必要あった?」




A「だって知らないの私だけだったし!!」




Aは肩を落として項垂れた。
だが今日はあまりにも収穫の多い日だった。
沖田と神楽と和解でき、彼らの関係性も知れた日だ。

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瑠々亜(プロフ) - literarymastertさん» コメントありがとうございます。更新頻度が遅れてしまって申し訳ないです(><)素敵なカップルを書けるよう頑張ります! (2018年10月1日 23時) (レス) id: 95173b8ff8 (このIDを非表示/違反報告)
literarymastert(プロフ) - こういうカップル好きです!笑ニヤニヤしながら見てます!!更新頑張ってください!笑 (2018年10月1日 23時) (レス) id: 2fed73faab (このIDを非表示/違反報告)
瑠々亜(プロフ) - 蛍さん» コメントありがとうございます。ここ数日忙しくて更新めっちゃ遅れてますが、皆さんの温かいコメントを頼りに更新頑張ります! (2018年9月29日 14時) (レス) id: 95173b8ff8 (このIDを非表示/違反報告)
- 神威くんと夢主ちゃんが可愛いすぎて辛いです!!更新大変だと思いますが頑張ってください!これからも応援してます^^ (2018年9月26日 20時) (レス) id: e7281059f9 (このIDを非表示/違反報告)
瑠々亜(プロフ) - ティアーさん» コメントありがとうございます。もう高評価して頂けただけでも大満足です(T_T)ご期待に添えるような作品になるよう更新頑張ります! (2018年9月25日 13時) (レス) id: 95173b8ff8 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:瑠々亜 | 作成日時:2018年9月12日 20時

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