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国見side
晴来「あ…の、ね。」
晴来さんは渋りながらも口を開く、ゆっくりと、俺に伝わるように。
国見『はぁ』
晴来さんが言うにはこうだ。
美術の先生から
「あなたは才能があるのに本気でやろうとは思っていない。それは勿体ないことだから
"美術の個展へ行ってみないさい"」
とりあえず言いたいことはあるが、この課題を提出しないと行けない…
国見『ちょっと待ってて』
そう晴来さんには言い残し、俺は職員室に足を踏み入れた。
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晴来side
国見くんに連れてこられたのは校舎裏、まだ部活をしている陸上部の掛け声が聞こえてくる
国見「……どーすんの?」
晴来『え?』
国見「だからそのチケット」
国見くんが指差すのは、私が握っている個展の入場チケット。
晴来「ど…するって」
そんなこと言われても
美術の個展?そんなの行ったことないし、というかこれ人気の画家さん達のやつだよね?
無理…人、絶対多い
国見「美術の先生もそんなことする人なんだ、意外とお節介?」
晴来『まぁ…気に入った生徒に対してはそういうのあるらしいけど』
気に入られてる部類じゃないだろわたしは
つか逆じゃね…?
国見「せっかくだから行けば?」
晴来『行ったところでだよ…私美術に本気になるつもりないし』
国見「ふーん」
ふーん、とどうでもいいかのように鼻で反応した国見くんは思い付いたように質問する
国見「それさ、1枚のチケットで2人行けるんだよね?」
晴来『うん』
国見「じゃあ一緒に行く?」
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れい - やっぱり好きな物って暫くして振り返るとしみじみしちゃいますね…私があきらくん推しになった頃に追っかけてたなぁって懐しんでますwww (1月3日 16時) (レス) @page48 id: e1c5f3df3f (このIDを非表示/違反報告)
夕陽 - なぅちゃああああああ!!!ゆっくりでいいから更新ファイト!!! (9月4日 18時) (レス) id: 068cca9f48 (このIDを非表示/違反報告)
夕陽 - なぅちゃん、せっかく返信してくれたのにごめんね、なぜかログインできなくなってる。新しいのでたなってみてみたら「は、良すぎだろ!?」で家で叫んで怒られたお(なんか叫んで怒られることが多いこの頃ですが)頑張ってー、応援してるぜイェア (2022年11月26日 19時) (レス) @page6 id: 788b39c782 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:なぅ | 作成日時:2022年10月29日 18時