青色 ページ46
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晴来『あ、桜の蕾が落ちてる。春だね〜』
国見｢明日卒業式の練習だってさ｣
晴来『また！？もう飽きた』
国見｢だろうね、そんな顔してる｣
国見くんはよく、そんな顔をしていると言う。
あれから仲良くなってからはいつもこうな気がする、癖だろうか。
でも私も、国見くんのことはよく分かるようになってきた。
晴来『国見くんはよく虚空になる』
国見｢なってない｣
晴来『なってるよ、先生に怒られてる時とか特に｢あーなんか暖かくなってきたよね｣
『そこで遮る！？』
そして、私達は良く笑うようになった。
くすくすと桜の木の下に笑い声がよく響く
そして国見くんは2人きりになると、良く眉を八の字にして、ずるい顔をするのだ。
…空は快晴である。白い雲が良く見えて、綺麗だ。私は今でも絵を描くことに飽きてはいない、けど
晴来『飽きた！』
国見｢は？｣
晴来『国見くん、私は飽きたよ！』
いつまで国見くんを待たせるつもりなの？
それでも女？魅惑の女はグイグイ行くのよ
Aは私に似てシャイね
って、きっと2年前からお母さんは笑いながらも怒っている。だから覚悟を決めたのだ。
晴来『友達はもう飽きた！』
国見くんは2年前、素直になって気持ちを打ち明けてくれた。だから私も素直になって気持ちを打ち明けよう。
飽きたって。
｢…見られてるかもね、お母さんに｣
そう言って彼は私に口づける。
私とは違って綺麗な口の形、一瞬その口角が上がった気がするのは気のせいだろうか。
国見｢晴れた空にはAが似合う｣
晴来『そんな国見くんも、青色が似合うよ』
｢この後ファミレス行こ｣
『え、この間も行ったよ』
｢新作塩キャラメルパフェ｣
『それ前にも無かった？』
｢いいから早く｣
お母さん、もうクレヨンもスケッチブックも自分で買えるし、もしそんな手も暇もなかったらこの人に頼むよ。
だから多分大丈夫、青色のクレヨンがなくなったって、きっと大丈夫。
『あーあ、早く夏にならないかなぁ』
私は今でも入道雲が好きだ。
私は今、国見くんが好きだ。
青色がいっぱいな日々が始まるから。
きっともう大丈夫だよ。
あなたは何色？.fin
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れい - やっぱり好きな物って暫くして振り返るとしみじみしちゃいますね…私があきらくん推しになった頃に追っかけてたなぁって懐しんでますwww (1月3日 16時) (
レス) @page48 id: e1c5f3df3f (このIDを非表示/違反報告)
夕陽 - なぅちゃああああああ！！！ゆっくりでいいから更新ファイト！！！ (9月4日 18時) (レス) id: 068cca9f48 (このIDを非表示/違反報告)
夕陽 - なぅちゃん、せっかく返信してくれたのにごめんね、なぜかログインできなくなってる。新しいのでたなってみてみたら「は、良すぎだろ！？」で家で叫んで怒られたお(なんか叫んで怒られることが多いこの頃ですが)頑張ってー、応援してるぜｲｪｱ (2022年11月26日 19時) (レス) @page6 id: 788b39c782 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：なぅ | 作成日時：2022年10月29日 18時
