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晴来『うーん…にこー？』
スマホから、規則的な声で天気予報の話が流れ始めている。無料のスマホラジオのアプリ、これ便利だし暇な時、朝の時間おすすめ
で、私は何をやっているのかというと笑顔の練習をしていた。
目の前には、既に青葉城西高校の制服に身を包んだ、どこにでも居そうな高校1年生、晴来Aが映っている。
晴来『自分の性格がもっと明るかったなら、もっと明るい絵が描けると思うんだけどなぁ』
私の目指す絵画は、どんな時でも人を照らしてくれるような明るい絵
そのためには、実際に明るい印象が欲しかった。
ラジオの天気予報が終わったので、不意にスマホを手に取ればいつの間にか長い時間が過ぎていて
晴来『え"、もう45分！？そろそろ行かなきゃバス間に合わない！』
焦ってスクールバッグに手を伸ばす、その瞬間ペラリと床になにかの紙が落ちた。
『あ…』
そこには"第65回、宮城創作絵画コンクール"と、描かれた美術の先生から貰った1枚の紙だった。
机の上に置いてあるクレヨンとスケッチブックを雑にスクールバッグに突っ込むと、
紙は四つに折りブレザーのポケット突っ込んだ。
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晴来『…やるつもりです』
｢…20人目は晴来さんでしたか、｣
『え？』
｢こっちの話｣
コンクール募集用紙には、晴来Aと学校名だけを描き先生へと渡した。
本題はここから、絵を描くにしても場所が無い。教室で絵の具を出す訳にも行かないし、屋上も国見くんが手伝ってくれてもそれがいつまでも通用する訳では無い。
…完全に行き止まりだ。
｢なら、第2美術室を使えばいいわ｣
『え、いいんですか』
｢ここ、第1美術室はうちの部が使ってるから無理だけれど第2なら大丈夫だと思うんです｣
なら有難く＿＿＿＿＿＿と、すぐに第2美術室の鍵を貰った。
何故だろうか、話が上手く行きすぎている気がする…恩は売ったつもりは無いんだけれど…。
第2美術室は、第1美術室より少し古臭い場所だ。
それでも木の匂いと絵の具の独特な匂いが充満していて私は好き。
早速四つ切り画用紙を出し、下書きを書き始める。
私は即興でやっちゃう方が好き。
地道な努力がどーのこうのっていうのは苦手だ。
ヒューヒューと、窓から風が通る。涼しい気もするけど、暑そうな太陽の陽炎が出来ているのが外の暑さを物語っている。
不意に外を見上げれば、
晴来『…綺麗』
入道雲は、私が一番好きな雲だ。
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れい - やっぱり好きな物って暫くして振り返るとしみじみしちゃいますね…私があきらくん推しになった頃に追っかけてたなぁって懐しんでますwww (1月3日 16時) (
レス) @page48 id: e1c5f3df3f (このIDを非表示/違反報告)
夕陽 - なぅちゃああああああ！！！ゆっくりでいいから更新ファイト！！！ (9月4日 18時) (レス) id: 068cca9f48 (このIDを非表示/違反報告)
夕陽 - なぅちゃん、せっかく返信してくれたのにごめんね、なぜかログインできなくなってる。新しいのでたなってみてみたら「は、良すぎだろ！？」で家で叫んで怒られたお(なんか叫んで怒られることが多いこの頃ですが)頑張ってー、応援してるぜｲｪｱ (2022年11月26日 19時) (レス) @page6 id: 788b39c782 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：なぅ | 作成日時：2022年10月29日 18時
