【第二章】空と晴来 ページ21
▽△国見視点
晴来｢…そっか、そっかぁ〜〜〜〜〜｣
晴来さんは、悩んでいるようだった。
まあそりゃ悩むよな
国見『将来の夢じゃないけどさ、高三になったらそれなりに考えないといけないし、晴来さん絵上手いからさ。職に出来ると俺は思うよ
まあそういう業界って厳しいんだろうけど』
画家とかイラストレーターとか、今や身近な存在ではあるが、誰でもなれるわけじゃないしそれなりの技術と能動と。
才能と
何か表現することが出来る者が選ばれたりする。
厳選はそりゃあるだろ、才能のあるものと才能のないものと晴来さんは前者であるから、その才能を消しかけてはいけないと考える者も少なくないはずだ。
でも、晴来さんにとってのそれは
晴来｢そういう言葉って呪言じゃん…国見くん、私言われたら断れないタイプなの知ってた？｣
呪言ではあるが、晴来さんは絶対やらないとは言わない。
晴来｢私が飽きるまでだよ。絵を描く気力が、もうなくなったらそこでおーわり｣
国見『飽きさせなきゃいいってこと？』
晴来｢ふふ、そーだね
そうしてくれると、ありがたいや｣
晴来さんは、最後のチョコ味のアイスを一口その小さい口の中へ入れると、思い立ったように席を立った。
晴来｢買いに行かなきゃだよ。スケッチブック｣
国見『あ〜、そっか』
そうして近くの文房具屋へと2人でまた歩き出した
スケッチブック、晴来さんはどこか懐かしい気分なのだろうか。
さっきより圧倒的に顔が穏やかに見える
黒とオレンジの、Sketchbookと書かれているそれを取れば晴来さんは口を開く
晴来｢絵を描くことは好き。上手いと言われるのも好き。今はその絵を描く熱量にしていたお母さんはいない、
なに、描けばいいのかな｣
確かに、愚問だ。そもそも俺は前まで晴来さんが描いてた絵を知らない、だからこれに関してはアドバイスは出来ない。
というか、絵を描く説得をしているのもただのお節介。説得しているのは、自己満だから
国見『…前に描いてたような、絵とりあえず2枚』
晴来｢じゃあ空だね｣
国見『そら？』
晴来｢明るい絵しか描かないんだ。私｣
スケッチブックを片手に1枚、持つとすぐにレジへ向かっていった。
空か、
『似てんな。』
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れい - やっぱり好きな物って暫くして振り返るとしみじみしちゃいますね…私があきらくん推しになった頃に追っかけてたなぁって懐しんでますwww (1月3日 16時) (
レス) @page48 id: e1c5f3df3f (このIDを非表示/違反報告)
夕陽 - なぅちゃああああああ！！！ゆっくりでいいから更新ファイト！！！ (9月4日 18時) (レス) id: 068cca9f48 (このIDを非表示/違反報告)
夕陽 - なぅちゃん、せっかく返信してくれたのにごめんね、なぜかログインできなくなってる。新しいのでたなってみてみたら「は、良すぎだろ！？」で家で叫んで怒られたお(なんか叫んで怒られることが多いこの頃ですが)頑張ってー、応援してるぜｲｪｱ (2022年11月26日 19時) (レス) @page6 id: 788b39c782 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：なぅ | 作成日時：2022年10月29日 18時
