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運命とか恋愛とか ページ11

Aの母side

私がもっと強かったら、こんな運命にはきっとならなかった…。

空を仰ぎながら自分を責めた。

そんな私の手を、娘であるAはしっかりと握る。

母「…A?」

貴女『…お母さんは強い!私たち兄弟を守ってくれたよ!!お母さんは弱くなんてない!!』

Aはしっかりと私を見つめた。

…A、どこか昔と雰囲気変わったかしら?

強い意志を持っているのを感じる。

私はしっかりとAを抱きしめる。

母「…そっか、ありがとう。」

もっともっと他に言うべきことがあったのだろうけど、私の口からはこれしか出てこなかった。

母「…A、変わったね。昔よりどことなく強くなったね!」

貴女『そうかな?そうだとしたら、それは一人で得た力ではないと思うな。』

母「?」

貴女『家族や友達がいたから…!あとは…』

母「あとは?」

Aは少し俯いて小さく呟いた。

貴女『…大好きな…人が…いたから』

俯いていてよくは見えないが、顔が赤く染まっているのが確認できる。

娘には春が来ていたのか。

母「ふーん、それって初恋なの?」

にへらとからかうように微笑んで見せる。

貴女『お母さんったら〜!からかわないでよ〜!…うん、初恋だよ。…丁っていうの。…もう、亡くなってるけどね。私のせいで…』

今にも泣き出しそうな顔をしたので、ごめんね、と謝り頭を撫でる。

あまり深く聞き込まない方がいいだろうけど、自分の娘が好きになった人がどんな人か、気にならないわけがない。

Aが好きになった人だ。
きっと、優しい人だろう。私の旦那みたいに。

貴女『ううん、気にしなくていいよ』

いつもの可愛らしい笑みをこぼす。

母「…じゃあお母さん、あの世に逝ったら丁くんに挨拶しとくね?」

貴女『…お母さん。』

母「ん?」

貴女『丁は…優しい人だから、お母さんが丁と同じところに行っちゃったら、丁がお母さんのお世話してくれるから安心してね…フウガもいるからね…』

きっとAなりに私の事を心配して、悲しんでくれてるんだね。ありがとう。

Aは私の膝の上で眠ってしまった。

私もそんなAの頭を撫でているうちに睡魔に襲われていった。


久し振りに甘えてくれて、嬉しかったよ。

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- 絵上手いですね! 書き方教えてほしいです、、、、。私、好きな人がいます。告るか悩んでて、、、。どうしたらいいですか? (2020年10月20日 11時) (レス) id: bcdcf4ec06 (このIDを非表示/違反報告)
- 謎の沈黙ターイム(バリトン)wwこれ、気に入りましたww (2020年10月20日 11時) (レス) id: bcdcf4ec06 (このIDを非表示/違反報告)
雛紗(プロフ) - もんじゃさん» コメントありがとうございます!え!本当ですか!?嬉しいです^^ありがとうございます! (2018年6月15日 19時) (レス) id: db311f7197 (このIDを非表示/違反報告)
もんじゃ(プロフ) - 絵めっちゃ上手ですね!! (2018年6月15日 17時) (レス) id: 84ebad2ff3 (このIDを非表示/違反報告)
メグル - 雛紗さん» 承知っすw (2018年6月13日 22時) (レス) id: 5915396e2f (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:雛紗 | 作成日時:2018年4月9日 17時

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