チビだったからってナメんなよ【マフィア松】

105，満足出来ない ページ33

〜夢主 side〜


あの後帰ったら、みんなに質問攻めにされました。

というか、されてます。

トド「どうなったの2人とも!?」

チョロ「兄さんちゃんと言ったの!?」

カラ「AはOKしたのか!?」

一「早く答えろ!!」

十四「セクロス!?」

『え、えぇー…』

展開についていけません。

部下「どうしたんですか？」

カラ「あぁ、実はな…」

冗談じゃないぞカラまぁ〜つ？

部下「どういうことですかそれ!?」

部下「おめでとうございます！」

『いや、ちょ、待って…』

部下「とうとうご結婚ですか!?」

部下「なら式の準備を…」

『ま…待てっつってんだろうがァァァ！！！』


・・・・・・・


書斎にて。

『ほう。つまりはお前達の差し金だったと』

カラ「いや、それは…」

『なんだい？部下まで巻き込んで話を大きくしてくれたカラ松くん？』

カラ「…なんでもございません」

トド「で、でも結果上手くいったし…ね？」

『…そうだな。まぁ、良しとしよう』

あとでみんなに説明しないとなぁ…

一「…で、付き合ったんでしょ？結婚とか考えてんの？」

一松はにやにやと笑みを浮かべている。

私もおそ松は顔を見合わせ、赤面した。

おそ「い、いや、まだそんな…」

『そうそう、告白だってついさっきだし…』

チョロ「でも11年一緒にいたんだしもういいと思うけど」

おそ「…そうかも」

『え』

おそ「多分、すぐ恋人じゃ満足出来なくなると思うし」

『なっ…』

十四「ラブラブですなー」

『茶化すな！』

顔の火照りがおさまらない。

六つ子は楽しそうに話していたけど、私は気持ちを落ち着かせるのに必死だった。


・・・・・・・


部下にもちゃんと事情を説明した。

なんでか知らないけどめちゃめちゃ祝われた。

部下「本っ当におめでとうございます！」

部下「あのA様が…とうとう…」

部下「いつも仕事優先で色恋沙汰に何の興味も示さなかった、A様が…」

部下「やはり式の準備を…」

『いや式はまだだってば』

気の早い部下である。

まぁ、悪い気はしない…かな？


高橋「A様。おめでとうございます。A様が、とうとう、ご結婚なさるのですね…」

『え、高橋!?なんで泣くの!?てかまだしないって！』

レン「おめでとう、A…立派になって…俺、嬉しいよ…」

『レンまで!?』

やべぇ…

こいつらが1番面倒かもしれない…

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