75,女神 ページ3
〜夢主 side〜
『あのさぁ…』
トト「なぁに?」
にこにこしながらこちらを見つめる美女。
その笑顔も美しい。
美しいのだけれどね?
『仮にもここ、マフィアのアジトなんですけど?』
トト「知ってるわよ」
『じゃあ無断で入ってくるのやめない?友達の家に遊びにくる感じで入ってくるのやめない?』
トト「え…じゃあAちゃん、私のこと友達と思ってないの…?」
目をうるうるさせて上目遣いで聞いてくるトト子ちゃん。
『あぁぁぁ!違う違う違う!ごめん違う!トト子ちゃんはずっと友達だからぁ!』
首を横にぶんぶん振って超必死で弁解しました。
だってトト子ちゃんほどの美女にあんな風に言われたらさ、頷ける奴はそうそういないでしょ。
可愛いもん。
もう一度言う。
可愛いもん!
『トト子ちゃんマジ可愛いよぉ…マジ女神だよぉ…』
トト「うふふっやっぱりトト子は可愛いわよね〜!」
さらっと自己陶酔発言をするトト子ちゃんだが、全っ然腹が立たないのは本物の美人だからだ。
『あのね、トト子ちゃんが可愛いのは自他ともに認めているんだよ。だからこそ!私達のような人間と関係があるなんて知れたら…』
トト「大丈夫よ!自分の身くらい守れるわ!なんならAちゃんのことも守ってあげるわよ?」
『あはは、ありがとう。でも私はいいんだ。むしろ逆!私がトト子ちゃんを守るから!ね?』
トト「う、うん…ありがと…」
トト子ちゃんは少し頬を赤らめると俯いた。
え、なにどうしたMy Angel。
『トト子ちゃん?具合でも…(部下「A様!」 っ!どうした!?』
部下「カドクラ ファミリーが奇襲を仕掛ける予定であるとトド松様が…!」
カドクラ…
最近力をつけてきたところだったか。
ナイスだよトド松!
『OK、ありがと。殺られる前に殺るよ。遠征準備。済み次第あっちに乗り込むからね』
部下「はい!」
『んでトト子ちゃんは帰って。今の聞いたでしょ?』
トト「Aちゃん…気を付けてね…」
『うん。トト子ちゃんも気を付けて帰りなね?』
トト「ええ!それじゃあまたね!」
『ばいばい!』
扉が閉まると同時にがくんと崩れ落ちた。
『はあぁ…』
カドクラめ…
貴重な女神と話す時間を削りやがった…
危ないからあんまし来て欲しくないけど私トト子ちゃんLOVEなんだよ!
来てくれるのホントに嬉しいんだよ!
『カドクラ…絶対潰すからなこんちくしょう』
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夜風 樹(プロフ) - 結菜さん» コメントありがとうございます!いえいえこちらこそ!返信クソ遅くてすみません!シリーズすべてにコメントしてくださいましたよね!ありがとうございます!楽しんでいただけたのなら幸いです!これからも頑張ります!ありがとうございます! (2018年8月5日 11時) (レス) id: 18422badd9 (このIDを非表示/違反報告)
結菜 - コメントクソ遅くてごめんなさい!最初から全部読ませていただきました!とても楽しかったです!これからも作品作り、頑張って下さい! (2018年8月5日 6時) (レス) id: 4eaa158dbb (このIDを非表示/違反報告)
夜風 樹(プロフ) - メプルさん» コメントありがとうございます!楽しんでいただけてなによりです!次回作の方も頑張りますので、よろしくお願いします! (2018年6月9日 22時) (レス) id: 18422badd9 (このIDを非表示/違反報告)
メプル(プロフ) - 完結おめでとうございます!楽しんで読ませて頂きました!新作も読みます!頑張って下さい!(●'д')bファイトです (2018年6月9日 22時) (レス) id: 57070503d4 (このIDを非表示/違反報告)
夜風 樹(プロフ) - ピカグさん» コメントありがとうございます!楽しんで頂けて嬉しいです!最後までお付き合い頂き、本当にありがとうございました!これからも全力が頑張りますので、よろしくお願いします! (2018年5月28日 0時) (レス) id: 18422badd9 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:夜風 樹 | 作成日時:2017年11月12日 23時