【呪術廻戦】我慢を繰り返しても

。繰り返して22回目 。 ページ24

悠仁くんたちに指輪のことで質問攻めされていたが、

五条さんが鍛錬するよう1年と2年生に言い解放された。

目の前でみんなが鍛錬している中


「……」


「随分気に入ってくれたみたいだね」


「そりゃぁ、嬉しいですから……」

私の視線はつい、指輪にいってしまう。


「そんなに喜んでくれるならよかったよ」

そういい五条さんは私の頭を撫でた。

「……」


あの時…勿忘草で指輪を作ったのがきっかけだったのを覚えてる


ふと視線を指輪から、みんなが鍛錬している場所の角を見れば

相変わらず勿忘草が咲いていた。

そんな私の視線が気になったのか


「あそこの勿忘草で作ったの？この間の指輪。」

と、聞かれた。

「はい、あそこに沢山咲いてたので」

「Aは器用だね」

「そうですか？」

「ご飯だって、飾り切りとか上手だからね」

「あれは…たくさん練習したんです。」


確か料理の見栄えが悪いって望未さんのお母さんに怒られて…

少しでも良くなるように頑張ったんだっけな

結果、何しても美味しいとは言われなかったけど…


「今日の夜はどうしよっか〜
昨日は仕事で一緒に食べれなかったからね
ほんと、溜まったもんじゃない」


「指輪買いに行くために昼の仕事の時間を夜にずらしてもらったんですよね？」


「なるべく早く欲しいかなって。

……現にほら、指輪触って喜んでるし」


「……」

五条さんに言われて気づいたけど
無意識に指輪を触っていたらしい。


でも、それぐらい嬉しいのだ。許して欲しい







、






「……勿忘草の花言葉。知ってますか？」

ふと、こんなことを聞いてしまった。


「僕花言葉とか全く知らないんだよね〜どんな意味なの？」


「色んな意味がありますけど、

1番の意味は '' 私を忘れないで '' っていう意味らしいです」


「へえ……」


「私の事、忘れないで下さいね。五条さん」


「なにそれ。どっか行くつもり〜？
僕、浮気は許さないよ」


「しませんよ！……なんとなく、言っただけです」


最近、思ったことがある。

私は自害して過去へとループをしてるけど…

私が居なくなったあとの世界はどうなっているんだろうって


五条さんは……
私の事忘れて望未さんと一緒にいるのかな…なんて思ったり


こんな保険かけるようなこと五条さんに言ってバカみたい


「気にしないでくださ＿＿＿」






「……忘れないよ。忘れるわけが無い。」


そういい、私の手を握った。



それがどれほど嬉しかったか

。繰り返して23回目 。→←。繰り返して21回目 。

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す