【鬼滅の刃】。我慢 。【3】

。我慢97 ページ10

【煉獄side】




《みんなが、私のせいで言い争ってる》


《ごめんね、ごめんね、みんな....》


《隊内が私のせいで乱れている。》

《お館様、ごめんなさい、ごめんなさい、》





何度も謝るAに胸が痛んだ






《私の判断ミスのせいで》

《私が躊躇ったせいで、人が死んでいる》





Aが自分を思い詰めている時でさえも、

柱同士での言い合いが飛び交っている







《やめて、ねえ、お願い》



《どうにかしてみんなが.....》


《みんなが元のとおりに、いつもみたいに...》

《戻れる方法は.....？？》





こんな時でさえ俺たちのことを優先しているA


映し出されるAを見て皆の表情が崩れていく






《ねえ、嫌なの、私知ってるよ、》


《みんなが仲間想いのいい人たちだって》


《分かってるよ、結香さんが私を陥れるために》


《自らの腕をわざと刺す？》


《鬼殺隊でありながら、''柱''でありながら》


《人を盾にする？
己のために人も命を犠牲にする？》



《....柱なのに》


《柱に任命したお館様の信用は？》


《みんな、みんな.....信じないに決まってるじゃん》


《信じたくないに決まってるじゃん》


《胡蝶さんも、伊黒さんも、甘露寺さんも.....》


《みんなみんな、信じてるんだよ》


《結香さんのことを
そんなことあってほしくないの。》



《人の命を踏み台にしたなんて
思いたくないんだよ》



《みんなが悪いだなんて思ってないよ私》


《恨むことも無い。》

《私が知ってるよ、》





《＿＿＿＿＿＿あなた達はすごく良い人なの》





こんな優しい子だったというのに


どうして1番に信じてやれなかったのだ


自分の不甲斐なさに腹が立って仕方がない





.......どうして...全部全部、


俺たちのせいにしないんだ






《『やめて.....ッ』》


《もうみんなが争うのは....見たくないの》




《私の判断ミスで......》


《私の私利私欲で.....また命が失われるのなら》

《やめたほうがいい》



《＿＿＿＿ううん、やめたいの。》


《.......耐えられないの》


《もう.....我慢するのが疲れちゃったの、》



《もう、辛いの、苦しいの》


《毎日結香さんのことで頭いっぱいな日々は嫌で》

《義勇さんのことを考えるのも、辛いの、》




次の瞬間、





《『鬼殺隊を.....辞めます』》



そう、言った。




こんな辛い思いをして言っていたことを知った


裏で彼女は悲しみや苦しみと戦っていたことを

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