。我慢93 。 ページ6
【不死川side】
場面はガラス細工の店へと変わった
結香が父親の頸を斬った
Aが目を見開いて驚いている
紗代の着物に返り血が飛び散る
.......自我を保ってじゃねえかァ
生々しく映し出される
《『.......手柄?任務?
どうでもいいですよそんなもの!!!!』》
結香の手を掴み、怒鳴るA。
Aが怒鳴ってるところなんて初めて見た
《「なっ......!」》
初めて怒鳴ったせいか、
結香は酷く驚いていた
《『自我をもっていた。襲わなかった。
救えたかもしれない!!!!
.......それなのに.....なんで.....ッ』》
止まらないA。
その心境は____
《紗代ちゃんと奥さんの前で.....
目の前で大好きな親の頸を
斬られた紗代ちゃんの気持ちは???》
《返り血だらけで、何を思うの.......?》
《7歳の女の子に......っ》
《ねえ、分からない?》
《任務のためなら、手柄のためなら、》
《人の心を尊重せず殺す??》
《鬼殺隊はそうなの??》
《ねえ、ねえ_____》
《『あなたが奪って.....どうするのよ....ッ』》
苦しそうな声を出した
《鬼から幸せを奪われるのを救うのが
私たちの仕事でしょ?任務でしょ??》
《なのに、なのになんで.......!!!》
.......コイツが...1番辛かっただろうがよォ....
《「それならあなたが最初から巡回に
回ってれば良かったじゃない!!!
あなたが私を避けて反対側に行ったのが
全部悪いのよ!!!」》
結香がそういった途端、
Aの表情が歪んだ
《「紗代、紗代.....っ」》
母親が紗代を抱きしめるが
紗代は放心状態だった
《「....」》
《『っ.....』》
《痛い、胸が.....でもきっと》
《紗代ちゃんたちの方が痛くて辛いの、》
《苦しいの。私のせい...》
《ごめんなさい、ごめんなさい..》
《「ごめんなさいッ.......』》
____目尻に涙を溜めるA。
《私が結香さんが嫌で反対方向に巡回に行かず、》
《そのまま巡回していれば こうならなかったはず》
《きっと今日も明日もずっと......》
《家族3人で店を切り盛りしていたはず》
《笑顔が絶えなかったはず》
《''日常''がそこにあったはずなのに.....》
Aの表情がさらに歪んだ
《....ごめんなさい、ごめんね、》
《私が.......私のせいで.....》
「ッ.....」
絶望したその表情は見ていられないものだった
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○○(プロフ) - 感動しました!今まででとても大好きになれた作品です。ありがとうございます笑 ! (1月9日 19時) (レス) @page50 id: 440a20ffd9 (このIDを非表示/違反報告)
るる - 今まで読んできた占ツクの小説の中で一番感動しました 最高としか言いようがないです 素敵な小説ありがとうございました!!!!!!!!!! (8月14日 23時) (レス) @page47 id: daa8a87cdb (このIDを非表示/違反報告)
とく(プロフ) - いい話すぎて泣きました😭今更ですが、完結おめでとうございます!! (7月17日 23時) (レス) id: 72e740ca3a (このIDを非表示/違反報告)
ミキ(プロフ) - こういうお話大好きで、ボロ泣きしながら一気見させてもらいました!目が腫れております(笑)素敵な作品をありがとうございました。 (7月15日 10時) (レス) @page50 id: 47368c5abf (このIDを非表示/違反報告)
猫鈴 - 最初から最後まで読んで泣きまくりました。感動的で素敵な小説をありがとうございます (2022年11月17日 17時) (レス) @page50 id: 49c7725a4b (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:黒姫ユキナ | 作成日時:2019年10月19日 10時