。我慢105 。 ページ18
【炭治郎side】
部屋の外で待機をしていたその時。
「……知らない人の声がする」
と、善逸が言った。
そして
「なんだこのピリピリする感じ…」
伊之助も何か感じ取ったようだった
「……」
俺自身も匂いを嗅げば
Aさんと禰豆子がいる部屋から
知らない人の匂いがし、
その瞬間、人が倒れるような音がした。
「Aさん!?何かあったんですか!?」
戸越しに言っても何も反応がない。
おかしい、禰豆子もいるはず…!!
「開けますよッ…!!」
____戸を開けてみればそこには__
.
.
「わあ、こんなに沢山…
自己紹介しなきゃだね
僕の名前は十六夜。
__以後お見知りおきを」
目の前には気配からして鬼だろう
なにより、
気を失っているAさんを横抱きにし笑った。
「返せよテメェ!!!!」
伊之助が刀を抜き斬りかかろうとした
「駄目だ伊之助!!なにかそのひと____」
俺が止めれば伊之助は止まった。
「鬼狩りには 賢い子達がたくさんだねえ
そこの猪くんが斬りかかってたら
この子まで斬られてたよ」
と、Aを見た。
……きっとこの鬼は本体じゃない。匂いが薄い
独特な匂いだ。
伊之助が斬ってたら
鬼をすり抜けてAさんを斬っていたはずだ
「僕の血鬼術はね、
記憶を奪った人の所に現れることが出来るんだよ」
「ならもっと早く来て何かしてたはずだ!!」
俺がそういえば
「僕は鬼になったばっかりだからね
まだうまく血鬼術が使えないんだ
だから分身を送れるとしても
そのあとの記憶は僕自身もないの。
……だから君たちのことも忘れちゃうや」
「!!!」
____一瞬、悲しい匂いが____
.
「じゃあ、またね。」
鬼はAさんを連れて姿を消した。
「善逸!!伊之助!!!追うぞ!!」
「Aさん…!!」
「当たり前だろうがよォ!!!」
「禰豆子、箱を取ってくる。お前も来てくれるか?」
「うーっ!!!」
Aさんの刀を持ち、禰豆子は頷いた。
…うっすらと、匂いは覚えた
_____
_____
【胡蝶side】
.
「しのぶ?どうして姉さんに刀を向けるの?
ねえ、
_____しのぶ」
「はあっ、はあっ…」
刀を持つ手が震える
Aさんのことを思い出すと胸が痛い苦しい
「亡霊…っ」
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○○(プロフ) - 感動しました!今まででとても大好きになれた作品です。ありがとうございます笑 ! (1月9日 19時) (レス) @page50 id: 440a20ffd9 (このIDを非表示/違反報告)
るる - 今まで読んできた占ツクの小説の中で一番感動しました 最高としか言いようがないです 素敵な小説ありがとうございました!!!!!!!!!! (8月14日 23時) (レス) @page47 id: daa8a87cdb (このIDを非表示/違反報告)
とく(プロフ) - いい話すぎて泣きました😭今更ですが、完結おめでとうございます!! (7月17日 23時) (レス) id: 72e740ca3a (このIDを非表示/違反報告)
ミキ(プロフ) - こういうお話大好きで、ボロ泣きしながら一気見させてもらいました!目が腫れております(笑)素敵な作品をありがとうございました。 (7月15日 10時) (レス) @page50 id: 47368c5abf (このIDを非表示/違反報告)
猫鈴 - 最初から最後まで読んで泣きまくりました。感動的で素敵な小説をありがとうございます (2022年11月17日 17時) (レス) @page50 id: 49c7725a4b (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:黒姫ユキナ | 作成日時:2019年10月19日 10時