。我慢98 。 ページ11
【宇髄side】
《「.......いつでも帰っておいで、
君の柱としての居場所は残しておくよ」》
《『はい.......ッ』》
《私はあなたの元で戦えて幸せでした》
部屋から出れば俺と不死川がいた。
____俺たちの手を握り
そして
《『ありがとう.....っ』》
そう言った
.....その心境は.....
《最後まで不死川さんと宇髄さんは信じてくれた》
《感謝しきれないよ》
《____ありがとう》
「!!!」
.......馬鹿野郎
お礼なんて言われる筋合いねえよ、
結局俺たちはお前のことを救い出せなかった
そんなことを思っても
モヤはもっと先へと進む____
《「あれ〜君この間の鬼殺隊員だ〜」》
現れた上弦。
そして
《「.....どうして避けなかったの」》
鬼の対の扇がAの首元を掠め、血が伝う
《「....死を信仰してるんじゃないの君」》
.......Aが...死を...
《どうして否定できないの?》
《ううん、本当は分かってる》
《奥さんの為、旦那さんのため、
紗代ちゃんのため》
《結香さんを裁かなければならない》
《そのために証拠を掴んで必ず罰する》
《その一心なのに、》
《裏側は本当はもう嫌なのかもしれない》
《夢を見るのがもう怖いの》
《苦しいの、苦しくてたまらない》
どんどん悲痛になっていく
《毎日ごめんなさいって、謝るの》
《誰もいない部屋で謝るの》
《誰に向かうこともなく謝るの》
《泣くことなんて許されない》
《だって、
奪った私が泣くことなんて許されないの》
こんなに思い詰めてたのに
どうしてもっと早く寄り添ってやれなかった
こんなことをずっと思ってても...
アイツはずっと笑ってて...
無理して笑わせてたのは俺たちだ
'
《『....この世で1番...
愛おしくて堪らない人から..』》
簪を貰う意味を知ったA。
その直後、上弦が鬼を呼び
Aの手の甲に血鬼術をかけたんだろう
そこでAは意識を失った。
目覚めれば、簪が髪からすり落ち、
羽織の上へと落ちる。
'
《.......ねえ、義勇さん》
《_____私の事本当に好きでしたか?》
《愛してましたか?》
《私はあなたの横にいてよかったんですか?》
《離れて正解ですか?》
《あなたを愛して.....よかったんですか?》
《簪を貰った時、》
《その意味を理解できなくてごめんなさい》
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○○(プロフ) - 感動しました!今まででとても大好きになれた作品です。ありがとうございます笑 ! (1月9日 19時) (レス) @page50 id: 440a20ffd9 (このIDを非表示/違反報告)
るる - 今まで読んできた占ツクの小説の中で一番感動しました 最高としか言いようがないです 素敵な小説ありがとうございました!!!!!!!!!! (8月14日 23時) (レス) @page47 id: daa8a87cdb (このIDを非表示/違反報告)
とく(プロフ) - いい話すぎて泣きました😭今更ですが、完結おめでとうございます!! (7月17日 23時) (レス) id: 72e740ca3a (このIDを非表示/違反報告)
ミキ(プロフ) - こういうお話大好きで、ボロ泣きしながら一気見させてもらいました!目が腫れております(笑)素敵な作品をありがとうございました。 (7月15日 10時) (レス) @page50 id: 47368c5abf (このIDを非表示/違反報告)
猫鈴 - 最初から最後まで読んで泣きまくりました。感動的で素敵な小説をありがとうございます (2022年11月17日 17時) (レス) @page50 id: 49c7725a4b (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:黒姫ユキナ | 作成日時:2019年10月19日 10時