本物１９４ ページ8
貴方Side
風呂でしばらく泣いた後、すぐに風呂を出た。
着替えを済ませ、風呂場を出た。
貴方「ありがとうな。キル。もう少し、もう少しだけ考えてみる。」
キル「そう。よかった。」
そう言ったキルは、とてもいい笑顔だった。
貴方「おやすみ。いい夜を。」
キル「おやすみ。」
もう少しだけ、考えてみよう。
はやまらないで、ゆっくり考えよう。
黒尾が一緒に居たいと思ってくれてるんなら。
皆が、私を許してくれているなら、戻ってもいいのだろうか。
自室の戻るまでの廊下で、歩きながら考えた。
部屋に入ると、
黒尾「よぉ。」
貴方「クロ。どうしてここに？」
黒尾「一緒に寝ていいか？」
貴方「は？」
黒尾「話もしてぇし。」
貴方「…分かった。ちょっと待って、お茶淹れるから。」
黒尾「ここでは部屋におじゃまするたびにお茶が出されるんだな。」
貴方「礼儀よ。」
黒尾は大人しく椅子に座って待っていた。
お茶を入れて、私もまた椅子に座るとクロは口を開いた。
黒尾「なぁ、Aはもう、本当に戻らないのか？」
貴方「…今、考え直してる。」
黒尾「え？」
貴方「キルに少し説得されてね。」
あんな事言われちゃ、心が動いちゃう。
縁を切るつもりで今まで計画的に行動してきたって言うのに。
キルの説得で、いや、君人の舞踏会からめちゃくちゃだ。
本当に、迷惑極まりないよ。
貴方「クロは、私と一緒に居ていいの？」
黒尾「俺はむしろ、一緒に居たいね。」
貴方「クロはいいとしても、皆が嫌だって言ったら。」
黒尾「いわねぇよ。今はあいつら全員そんなこと思ってねぇ。」
貴方「本当に？」
黒尾「あぁ。俺が保証する。」
貴方「クロの保証は信用がないよ。」
黒尾「なんだそれ！」
あぁ、なんだかいつも通りの会話っぽい。
これがいい。これが幸せ。
いつまでも、こうやって話していたい。
貴方「そろそろ寝ようか。」
黒尾「そうだな。」
その日の夜は、クロと一緒に寝た。
久しぶりに、とても心地いい中で眠れた。
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桜朱(プロフ) - 彩音さん» ありがとうございます！お話がグダグダな所もあったと思いますが…。最後まで読んでいただきありがとうございました！また近々黒尾の小説を出そうと思うのでよろしくお願い致します！ (2018年6月11日 17時) (
レス) id: aff2664059 (このIDを非表示/違反報告)
彩音(プロフ) - 完結おめでとうございます！！毎回更新されるのを楽しみに待ってました！個人的にこういうストーリー好きなんでめっちゃこの作品気に入りました！(*´∀｀*)約1年、お疲れ様でした！！ (2018年6月8日 20時) (レス) id: f9bc490121 (このIDを非表示/違反報告)
桜朱(プロフ) - 真理奈☆さん» ありがとうございます！今回で終わるつもりですが、リクエストがあったら受け付けますよ！ (2018年2月11日 12時) (レス) id: 67c72a9317 (このIDを非表示/違反報告)
真理奈☆ - 続編おめでとうございます。今回で終わってしまうんですかｼｭﾝ(´・ω・)でも！最後まで楽しませていただきます！ (2018年2月10日 10時) (レス) id: 9b0ee30d9b (このIDを非表示/違反報告)
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