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本物213 ページ27

貴方Side


もっと皆と居たかったけど、それももうお終い。

私は今日、完全に裏社会を捨てる。

飛行機に乗ったら、私は此処のすべてを捨てた事になる。


黒尾「A、やっぱりもう少しここに居てもいいんじゃねぇか?」

貴方「ダメ。クロ達も練習しなきゃいけないんだから。」

黒尾「この際俺達の事はいい。お前はそれで後悔しないのか?」

貴方「クロが言ったんじゃん。俺と一緒に帰ろうって。」


前言ってた事と、今言ってる事、矛盾しまくりだよ。


黒尾「Aの目が、寂しそうなんだよ。」

貴方「…後悔はすると思う。戻りたいとも思うと思う。」


でも、私は決めたんだ。


貴方「でも、私はクロが私の事を突き放すその日まで、クロの隣に居るよ。」

黒尾「ッ!突き放すわけねぇだろ!」

貴方「ありがとう。」


クロは、目に涙をいっぱいためてそう言った。

ほんと、いつもいつも優しい。


貴方「さて、もう時間だ。」

黒尾「あぁ。」

貴方「行こう!」


私とクロは手を繋ぎ、施設内の空港まで行った。


翼「最後までお熱いねぇ、姐様。」

貴方「うるさい翼!」

世亜「姐様、せめて結婚式には呼んでください。」

貴方「ッ!」

黒尾「あぁ、呼んでやるよ!」

世亜「ありがとうございます。黒尾様。いや、姐様も黒尾になるご予定ですね。」

貴方「うるさい世亜!」


こうしておふざけしてられるのもこれで最後。


音波「姐様、そろそろ。」

貴方「…分かった。」

磯貝「A。最後くらい、しっかりお別れして来い。」

イリ「これが最後かもしれないのよ。」

貴方「ッ!」


私は方向転換をし、音波たちに向かって走り出した。

そうだ、これで最後かもしれないんだ。

私から皆に、最後かもしれないお別れを。

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設定タグ:ハイキュー , 暗殺教室 , 黒尾鉄郎   
作品ジャンル:恋愛
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桜朱(プロフ) - 彩音さん» ありがとうございます!お話がグダグダな所もあったと思いますが…。最後まで読んでいただきありがとうございました!また近々黒尾の小説を出そうと思うのでよろしくお願い致します! (2018年6月11日 17時) (レス) id: aff2664059 (このIDを非表示/違反報告)
彩音(プロフ) - 完結おめでとうございます!!毎回更新されるのを楽しみに待ってました!個人的にこういうストーリー好きなんでめっちゃこの作品気に入りました!(*´∀`*)約1年、お疲れ様でした!! (2018年6月8日 20時) (レス) id: f9bc490121 (このIDを非表示/違反報告)
桜朱(プロフ) - 真理奈☆さん» ありがとうございます!今回で終わるつもりですが、リクエストがあったら受け付けますよ! (2018年2月11日 12時) (レス) id: 67c72a9317 (このIDを非表示/違反報告)
真理奈☆ - 続編おめでとうございます。今回で終わってしまうんですかシュン(´・ω・)でも!最後まで楽しませていただきます! (2018年2月10日 10時) (レス) id: 9b0ee30d9b (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:桜朱 | 作者ホームページ:p://  
作成日時:2018年2月9日 21時

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