名家 ページ23
貴方side
宝石…
何だか、次元が違う感じがするなぁ…
お金持ちって、凄い…
「まぁ、でもAも僕の家を見たら拍子抜けすると思いますよ」
「凄く大きい…って事？？」
「その反対です。とても普通です」
「え…？お金持ちなのに？あっ、この言い方よくないよね、ごめん…」
何だかお金持ちって言い方、あんまりいい感じしない気がして…
「大丈夫です。
椎名家は、元々財閥だったと前に言いましたが、名家でもあります。財閥が解体された今も、名家はである事に変わりはありません。」
「名家…」
「ですので、名家の名前とお金を狙ってくる輩がいます。あまりに大きな家だと気付かれやすいので、家は普通の一軒家です。」
「そうなのかぁ…」
あんなに有名なお家だといろんな配慮が必要何だね
「じゃあ、今度私の家に遊びにおいで!!」
「Aの家に…？何故です？」
「？ 私が未来と遊びたいからだよ!!それでね、そしたら今度未来のお家に遊びに行けたらいいなって!!…あ、もし良かったら、だけど」
名家とかだとダメかな…なんか決まり事とかありそう…
「それって…つまり僕の家に来たいんですよね？」
う、バレた
「ちょっと気になる…のだよ」
「友達の家って行ってみたいものじゃない？」
「…そうですか？
ってそれより、ライバルなんですよ？僕達」
「そう…だね でもね未来
未来と私はライバルである前に友達なんだよ!!
敵と書いて友と読むんだよ!!」
「ッ!!」
びっくりした顔を一瞬だけして、サッと顔を反らしてしまった
あれ？なんか変な事言ったかな？
「あれ？どうしたのみら「完敗です」？」
こちらに顔を向けた未来は私の言葉を遮りつつ言う
「…別に僕、及川先輩が好きとか、そんなんじゃ無いです。ただ、初めて見た及川先輩があまりにも幸せそうな顔してて…。こんな嬉しそうな顔に出来る人は誰だろうって。」
それって、私の事…？
「その人が羨ましくて、それでいて妬ましくて…。その人にAに…勝ちたかった、んですかね。
カッコ悪いですね、僕」
ははっ、と未来は自嘲気味に笑った
「そんな事ないよ、未来は…未来は勝ちへの意欲が強いんだよ！私は、素敵だと思う。
自慢の友達だよ、未来は」
「…あーあ、もう…。さりげなく僕のプライド砕いてるのわかります？」
手を目に当てて、がくりと頭を垂れた
すみません、次に続きます→
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かなぽん(プロフ) - ワセリンさん» ありがとうございます!!おお、いいッスね!!しぃちゃん有力です!! (2015年3月4日 22時) (
レス) id: 66c25ccd64 (このIDを非表示/違反報告)
ワセリン(プロフ) - しぃちゃんとか!?しぃちゃんとか!?((すみません、めっちゃ面白いっす! (2015年3月4日 21時) (レス) id: 0927cc561d (このIDを非表示/違反報告)
みるくごっど＠称えなさい((プロフ) - かなぽんさん» えっあのえっとこちらこそお気に入りさせてもらってます！！私なんかより何百倍も文才あるので頑張ってくださいね！！ (2015年3月4日 18時) (レス) id: ec03837c70 (このIDを非表示/違反報告)
かなぽん(プロフ) - みるくごっど＠称えなさい(さん» みるくごっどさんからコメントが…!!えっ、凄い嬉しいです!!お気に入りとかさせて頂いてます!!わあぁどうしよ、ありがとうございます!! (2015年3月4日 18時) (レス) id: 66c25ccd64 (このIDを非表示/違反報告)
かなぽん(プロフ) - 匣音マイさん» ありがとうございます!!本当に嬉しいです！ほのぼの…してるといいのですが…。 (2015年3月4日 17時) (レス) id: 66c25ccd64 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：かなぽん | 作成日時：2014年8月27日 0時
