悪女にハメられた女の子はあの人の妹

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茜ちゃんが入部して初めての部活。




『茜ちゃん、ドリンク の作り方教えるよ』



東條「あー茜、冷たい水触れなくて…」



『え？…じゃあ マネージャー 出来ないね』



東條「Aちゃんが作ってくれれば良くない？運ぶのは私がやるから！」



『あーそう…？わかった』




そう言った茜ちゃんは、私が ドリンク を作ってる時携帯を触って本当に何もしてくれなかった。


まだ我慢時、まだ我慢しようって、何度も自分に言い聞かせた。




『よし…出来た』



東條「あ、出来たー？じゃあ私が持ってくねぇ」



『っあぁでも重いから私も持っていくよ』



東條「大丈夫だよ？私こう見えて力あるし…

タオル とか他のもの準備したら？」



『(なんなんだよこいつ…！！上から目線すぎだろ！！)

わかった、じゃあよろしく』




これ以上突っかかっても面倒臭くなることが目に見えてるから、とりあえず部室に戻って タオル を用意した。




『みなさん、タオル ここに………は？』




いつものように タオル を用意して、いつもの場所に置こうとした時




「私が作ったんですぅ！」



「Aちゃん、ちゃんと教えてくれなくて…
だから美味しいって言ってくれて嬉しいですっ」




そんな声が次々に耳に入った。




『っちょっと待ってよ、何言ってるの茜ちゃん』



東條「っえ？事実を言ったんだよ？」





平然を装っているのか、嘘をつくことに慣れているのか、顔色一つ変えずに嘘を吐く茜ちゃん。




『(こいつ何言ってんの？)』

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