悪女にハメられた女の子はあの人の妹

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練習の時間を潰すことだけはしたくないから、私は静かにマネ室に向かって、着替えた。



携帯の電源を消そうとした瞬間




黄瀬涼太頑張れ、Aっち!




黄瀬くんからLINEが来ていた。



本当にいきなりすぎるLINEに、お兄ちゃんが黄瀬くんに言ったんだなってすぐ分かった。


私にはみんな(キセキの世代)がいるんだって。




茜「早く着替えて ドリンク 作りなよ」



『…茜ちゃん。』



茜「どう？信じてきたみんなに１日にして裏切られる気分は」



『…別にいいよ』



茜「は？」



『２年間やってきたものはこんなもんなんだってわかったから。

感謝してるよ』



茜「っ。ほんと、気に食わない…

早くいなくなれよ！！」



『…私がいなくなったら茜ちゃんバレちゃうよ？悪女だって。』



茜「バレるわけないじゃない

みーんな私のことをもう信用してる。」



『じゃあ辞めてあげようか？

そしたらドリンクも、タオルも、記録も、全てあんたが１人でやるんだからね』




『好きなだけ私を陥れなよ。

その分私もあんたを陥れるから』




……私も悪女になっちゃったのかな…なんて思いながらも、水道場に向かった。




この後どうなるかも知らずに。

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