秘密。 ページ9
そこで、廉斗君は思い出したように口を開いた。
「検査結果、どうだった?」
「ごめんね、廉斗君。結果でるの今日の遅い時間なんだ。今度来たら教えるよ。」
私はいつもと変わらない顔で言った。
でも私は内心、苦しさでいっぱいだった。
何故なら、いつ私と廉斗君が会えなくなるのかが分からない。
急に違う病室に入らなくてはならなくなったり
死んでしまうか分からない。
「分かった。絶対来るよ。」
と、廉斗君は力強く、そしてはっきりと言ってくれて。
きっと私が不安になってることに気づいたのだろう。
私を安心させてくれてるんだ。
また、言えなかった。“ありがとう”そのたった一言が。
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夏目零華(プロフ) - Vodkaさん» すみません、誤字です。教えていただいてありがとうございます。同一人物です。 (2019年1月4日 9時) (レス) id: 00e741388b (このIDを非表示/違反報告)
Vodka(プロフ) - 蓮斗くんと廉斗くんは同一人物じゃないんですか? (2019年1月4日 8時) (レス) id: 3261901f92 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:夏目零華 | 作者ホームページ:http://uranai.nosv.org/u.php/hp/602fc8e4a51/
作成日時:2019年1月4日 7時