私の一番キライでスキな生き物4【銀魂】

鬼が二十四匹 ページ23

これから3話はAさんの考えていることは｢()｣と表示します！
ーーーーーーーーーーーー



｢なんで顔赤くなってんだァァ
わかんねーよ!!
オイなんだこのフワフワした空気？
なんてまパンデモニウム食い競争でこんな空気になるんだ!!｣



な…なんだよ
ハプニングキスしちゃったくらいでこんなパンデモニウム!?



べ…別に関係ねーよ
キ…キスくらい…



｢オイモノローグやってる暇があるなら早く食えェ!!｣




そもそもアレはキスっていうか事故みたいなものだったし



べ…別にパンデモニウムさんは好き好んで僕とキスしたワケじゃないし



｢パンデモニウムさんって誰?!クラスメイト?!｣



｢というか何これ乙女ゲーム？！｣



つーかそんな事別に今は関係ないし…



｢……｣



｢……｣



｢待ってなんかパンデモニウムすっごい美少女の顔になってるよ？！｣



｢誰だァコレェェェ
パンデモニウムさんこんな顔してたっけ
もっとベヘリットみたいな顔してなかったっけ!!｣



アレ…おかしいぞ…アレ…なんでこんなにドキドキしてんだ



チラッとお互い顔を見合わせる



パンデモニウムさんってこんなに…



カワイかったっけ



マ…マズイ
なんかどんどん食べづらくなっていく



｢オイ新八何やってるネ
早く食べるアル｣



｢ウ…ウン｣



神楽ちゃんの言葉にピョンと新八くんが跳ぶ



新八くんの角？みたいのがパンデモニウムさんの体に当たる



｢あん♡｣



｢!!｣



｢スッスイマセン
どっか変なトコ当たりました?!｣



｢いや…胸に…｣



｢む…胸ェェ!!」



「(何パンデモニウムに胸とかあるの？！)」



「ゴ…ゴメンなさいそんなつもりじゃ…｣



｢ゴメン…ドキドキしちゃって…つい
次は…声出さないように我慢するから｣



やっ…やめろォォォォォ



ドキドキが止まらねェェェ!!



｢バカなの?あの子バカなの?!｣



どんどん食べづらくなっていく



どんどん君にひかれていく…



｢オイィィ
いい加減にしろ
パン食い競走やってんだよ
なんでパンとの恋が始まろうとしてんだ!!｣



｢新八くんその子の体見て!!
体はまだゲテモノでしょ?!
それスナック菓子だよ!!
同級生じゃないんだよ！｣



｢遠慮しないでいいのよ｣



｢!!｣



｢どうぞ私を食べて｣



やめろォォォ



もう余計なことをしゃべるな



「初めてだったけど私にとっては最後のキッスだった」



｢もう心残りはない
ありがとう…最後に私を女の子にしてくれて｣

鬼が二十五匹→←鬼が二十三匹

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す