検索窓
今日:19 hit、昨日:17 hit、合計:18,774 hit

鬼が十三匹 ページ12

「指パッチン一つでご馳走だした
ば…化け物だ ポール牧の化け物だ
ぎ、銀さんもう僕頭が変になりそうです
僕ら狐につままれてんですよ」



ガクガクブルブルと震えながら新八くんが言う



「つままれてるどころの騒ぎじゃねーぞ
ちくびをつままれてもうずっとコリコリコリやられてる気分だ」



「意味わかんないよ。銀時」



「よもや本当に毛生の仕業かもしれやせんまずはあっしが毒味するでござんす」



「オイヨダレでてんぞ」



「あの…晴明さん1つ伺いたいんですけど」



新八くんがそう口を開くと同時に神楽ちゃんと外道丸さんが取っ組み合いを始める



「それは私んだァァ!!」



ゴワッシャとお盆をひっくり返してしまった



「あぁ…折角の美味しい料理が…
もう…2人はこれ食べてね。仲良く。仲良くね」



そう2人を抑え、掃除をしながら新八くんたちとの会話に耳を傾ける



「なんで僕らが結野アナの友達だってわかったんですか」



「我ら結野衆陰陽道によって長きに渡り幕府と江戸を護ってきた一族だと言うのはもう耳にしていよう
ならばどのような手段をもってしてそれらの使命を全うしているかわかるか」



そういい晴明さんは扇をパチッと閉め、自分の目を指す



「「見る」ことじゃ
災厄凶兆を占うといってもまずは対象をあらゆる角度から見つめ分析しなければ何も見えてこん
我々と対をなす化学というものと同じじゃ
データなくしては我らも成立しえん
勿論こちらのいうデータは数式などで表せるものではないが」



「個人の凶兆を、見るなどは容易い
この両の目で足りるからのう
だがこれが街一つ国一つという単位になればどうか
全てを見通す巨大な目が必要になる
だが生憎わしにはそんな目はない
ならば数で補うしかあるまい」



「この江戸の街にはわしが放った無数の式神がその目を光らせているのじゃ
奴等の目はワシの目におなじ
そこから得た無数の情景から国家の行く末幕府の進むべき道を導き出すのがわしの務めよ」



「そのわしが妹一人のことさえ把握していないとでも?
全て承知じゃ
やつがぬしらに頼ったこともぬしらがココに何をしにきたのかも」



おお…すごい…



思わず拍手しそうになる



「どうやらお兄さんは全てお見通しのようだな
伊達に長年江戸を守ってきたんじゃねーってワケか。だったら話が早ェ」



「てめーら結野アナに一体何しやがった」



いきなり喧嘩腰で言い始めた銀時にぎょっとしながら様子を伺う

鬼が十四匹→←鬼が十二匹



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 9.6/10 (18 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
27人がお気に入り
設定タグ:銀魂 , 松陽落ち , 原作沿い
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

斑鳩(プロフ) - ヘアリーさん» うはぁああんんめっちゃ楽しみに待ってます!ありがとうございます!! (2019年7月12日 18時) (レス) id: e4a4760cd6 (このIDを非表示/違反報告)
ヘアリー(プロフ) - 斑鳩さん» ありがとうございます!!ホウイチ編が終わったらからませようとおもいます! (2019年7月11日 17時) (レス) id: 94667822e6 (このIDを非表示/違反報告)
斑鳩(プロフ) - めっちゃ好きです、、(語彙力)虚との絡みが多いと嬉しいです!更新頑張ってください、応援してます! (2019年7月2日 11時) (レス) id: e4a4760cd6 (このIDを非表示/違反報告)

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:ヘアリー | 作者ホームページ:http://uranai.nosv.org/u.php/hp/HAK/  
作成日時:2019年6月10日 23時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。