【APH】libro di storia【短編集】

3 ページ11

「「「可愛いしんどい」」」

アーサー、菊、Aは顔を手で覆いながら言った

「君たち気持ち悪いんだぞ」

と汚いものを見ているかのような瞳で見てくるアルフレッド
の後ろでクマ二郎さんに「僕がお兄ちゃん…ｯ」って喜びながら話しかけるマシュー

とても可愛い


「アーサー、菊、マシューもほあたしたい」

「「は？」」

あの癒し空間を壊すつもりですか？と真っ黒な笑顔で言う菊

とても怖い

「いや…私アーサーから魔法教えてもらったじゃん？でも習いたてだから少ししか使えなくて…」

ちょっと幼くする位は出来るんじゃないかと思いまして…と話すとやってみろとアーサーは言った

「よぅし」

Aはマシューに向けて精一杯のほあたをした

したつもりだった


「けほけほっ」
「けほっ…何するんだい！」

マシューとは別に少し声が高くなったアルフレッド


ん？




んん？


「あ、あれ。アルも小さくなっちゃった？」

「本当なんだぞ」


とアーサー、菊はAの方を向きガッツポーズをした

「良くやった」「流石ですAさん」ｸﾞｯ

そう言われ、やってやったぞと言わんばかりのドヤ顔を見せるA


「いや、君たちは良いかもしれないけどどうしてくれるんだい？この体」

「「「しらん」」」

OMG!!と机を破壊しそうな勢いで叩くアルフレッドだったが今の体では破壊できる程度の力はないようでぽこぽこといった感じで頬を膨らませている

「まぁまぁ、アルせっかく子供になれたんだし楽しもうじゃないか」

またアルフレッドの頭をぽんぽんしながら言うマシューの手を振り払い

「子供扱いしないでくれ！」

とアルフレッドは言ったが

「えー。子供の頃は君が早く育ち過ぎて兄らしく出来なかったからね」

兄らしく出来るのは今だけだとふんすっと鼻を鳴らしながら言ったマシュー

とても嬉しそうだ



「あのちょっといいですか？」と間に入ってきた菊

「「なんだい(ですか)？」」


「マシューさんが兄だったの初耳なのですが…」

そういえばとA


「あぁ、前にアーサーさんがアルファベットを早く覚えた方が兄って教えてくれたんですよ」

ほんわかとしながら言うマシューだったが、「え」といった表情でアーサーの方を見る菊とA


「「(何故アルファベット…)」」


等のアーサーは苦笑いだった

4.【米落ち】→←2

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す