10話 怖がらないで ページ11
Aside
悪魔1がどこかへ行った時に、悪魔3が私に手を伸ばしてくる
ジェ「アズールがあぁ言ってますし、ひとまず中に入りましょう。
お手をどうぞ。」
『いきなり優しくしないで。気味が悪い。
ただでさえ・・・』
ただでさえ、困惑しているのに
気味が悪いどころではない、一体何故彼らは人が変わったような態度なのか。
考えても仕方がない、正直中に入ればそれこそ終わりな気がするけれど、入らないと何も始まらないのだろう
始まっても欲しくないのだが。
悪魔3の手をとらず、自分の力でよろけながらも立とうとする
立ち上がるもフラついてしまう。
もう限界なのだ
フ「わっとと、ほーら言わんこっちゃない。
ほら、捕まって、歩いて。」
なんなんだ、だれなんだ このひと
いつも悪魔2と自分の中では呼んでいるフロイド・リーチが、今は人助けをしている？
ありえない。
悪魔3と称していたジェイド・リーチも心配そうな顔をしながら私の後ろについている。
なんなの、本当に。
ジェ「・・・あまり怖がらないでください。」
『いつもそういって、怖いことをしてくるのに？』
ジェ「覚えがないのですが、今はとにかく、落ち着いて話をしましょう。」
落着いて、話をしましょう・・・ねぇ・・・・
本当に、そんなこと可能なのかしら
私たちで
ア「お待たせしました。」
と悪魔1が置いた小瓶
飲めと？飲むわけないじゃない。馬鹿なの？
じろっと睨みつけると、悪魔1はため息をついて帽子とコートをソファにかけ、自身も腰掛ける
ア「僕たちは仕事で疲れているんです。なるべく荒事も避けたい。
お願いですから、それを飲んでください。」
もう、諦めて飲んでしまおうか。
だってなんだかおかしいじゃない。
強制してくる目線ではなく、懇願するような、心配するような、困惑したような目線。
なに、なんで3人ともそんな目をするの。
いつものような汚物を見るような、怪訝な顔でもしなさいよ。
ア「お願いします。」
悪魔1・・・アズール・アーシェングロット・・・貴方はそんな風に人に頼む人ではない。
もう、いいわよ
私は小瓶を手にとり、口に含んだ
躊躇しながらも、こくり、こくりと喉に流し込んでいく
その度に喉の傷に染みて痛いため、目元がピクついてしまう
まずい味にも顔が歪む
どんな話を、させられるんだろうか。
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心音ユイ(プロフ) - れさん» あぐぅ・・・ありがとうございます・・・更新が遅かったりしますがよろしくお願いします！！ﾁｭｷﾃﾞｽ (2020年6月28日 21時) (
レス) id: b6551fdc02 (このIDを非表示/違反報告)
れ(プロフ) - うっ、、ものすごく好きです、、、これからも楽しみにしてます！頑張ってください、、！ｽｷﾃﾞｽ (2020年6月27日 15時) (レス) id: 7701c78eca (このIDを非表示/違反報告)
心音ユイ(プロフ) - はまぐりさん» もぐもぐしてくださりありがとうございます…!!これからも美味しいおかずを提供させていただきますねっっ!!! (2020年6月26日 9時) (レス) id: 7ab19ab3f9 (このIDを非表示/違反報告)
はまぐり - どんな展開になっても美味しく読める…続き待ってます！！！ (2020年6月24日 4時) (レス) id: fe50b1b3b6 (このIDを非表示/違反報告)
心音ユイ(プロフ) - ｽｯｯｷﾘｨｨｨｨ！さん» んぎぃありがとうございますっっっ!!! (2020年6月23日 22時) (レス) id: 7ab19ab3f9 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：心音ユイ | 作成日時：2020年6月13日 11時
