少し僕の話を聞いて。 ページ30
「えっ、わかりました!!(!?)」
勢いでわかっていないまま『わかりました!!』とか答えてしまった。
産「生和、今きみが勉強している事についてAに色々と聞いてみると良いだろう。
A、生和はあまり気を許せる友人がいなくてね………
だから是非、友人となってやって欲しいんだ」
生和さんはナチュラルに弱みを突かれたようで、少し気恥しそうにしている。
産屋敷さんが『二人でゆっくり話しておいで』と言い残してその場を後にした後に、
わたしは生和さんの小屋敷に上がらせて頂いた。
ーーー
中に通されると、辺り一面に参考書や歴史書が散らばっている…
少し…散らかっている、という印象を受ける部屋があった。
生「あっ、ああ………片付けるの忘れてた…………
ごめん、すごく散らかってるね」
「い、いえ、大丈夫です」
部屋を散らかしてしまうというのはよく分かる。
「(実際わたしもそうだったし)」
生「…えーと
その…さっき御館様が仰っていた通り、
僕は…友人が少なくて」
「友達が……」
生「……僕が『柱』になったのは二年前」
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作者名:スイ | 作成日時:2020年1月25日 22時