元公安がトリップしたら。 (ページ49)

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それからは工藤宅を出て、家に向かった。

まぁ、家っつっても俺の家じゃねーけど。←

『ただいま戻りました』

そう言いリビングに入る。するとそこには、パソコン片手に仕事をしている安室さんの姿があった。

安「あっおかえりなさい!!夕飯食べますか？」

『いや、これから収録があるので大丈夫です。終わってから食べます』

そう、さっき急に生放送の番組に出ることになったって言われて、急遽行くことになった。

そう言うと安室さんは少し残念そうに笑い、安「分かりました」と言った。

なんでそんな顔するんだろ？そう思いながらも準備を進める。

『よしっ、おっけ』

準備が終わり、スマホを見ると、健からLINEが来ていた。

マネージャーが迎えに来てくれるらしい。でもここに来てもらう訳には行かねーよな…。

『駅前まで行くか。』

そう思い、マネージャーに連絡をしてスマホを閉じた。

『じゃあ行ってきます』

そう言うとリビングからドタバタと言う音と足音が聞こえた。

いや、安室さんとハロが走って玄関に来た。

可愛すぎる。癒しだわ。←

安「送っていきましょうか？」

『マネージャーが迎えに来てくれるので大丈夫です』

ハ「わんわん、わん」

『ﾝﾌﾌすぐ帰ってくるからね～』

安「頑張ってください!!」

『ありがとうございます*ˊᵕˋ*』

ハ「わんわんわふっ!!」

『わふって何～、可愛いな～*ˊᵕˋ*』

もうダメだ行きたくなくなる。いやっ行かなければ!!アルズが待ってる!!

そう自分を奮い立たせ、玄関の扉に手をかけた。

『行ってきます!!』

安「いってらっしゃい!!」

ハ「わんっ!!」

やっぱり送り出してくれる人が居るって良いな。

そう思いながら扉を開けた。

楽屋＿＿＿

『てことがあった。』

健「そりゃ可愛ーわ」

『でしょ？』

今は楽屋で健にさっきあった事を話していた。

健「俺、安室さんに会いたいな～。話してみたい。」

『じゃあ今度ポアロ行こう？あそこで働いてるから』

そう言うと健は目を輝かせ、「うんっ!!」と頷いた。

…ここにも居たわ、癒し。←