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帰る時間 ページ7

あっという間に帰る時間になって、何か買う物はなかったかと考える。
そういえば、お母さんに唐揚げとカステラ頼まれてたっけ…
「遥、唐揚げとカステラ買いに行くよ」
「めんどくさい!なんでお母さん自分で来ないのさ!」
小学校低学年かのように、「行きたくない」と駄々を捏ねる遥に呆れながら空を見る。先程の星は、相変わらず北極星の周りをグルグルと高速回転している。よく考えると、本来なら北の空の星は時計回りに動く筈なのに、これは反時計回りに動いている。明らかに変だ。
「………遥、置いてくよ」
「あああああ!ごめんなさい!遥が悪かったです!」
中一にもなって恥ずかしい…。
はぁ、と溜息をつきながら屋台を探す。
食べ物系の屋台だけは毎年位置が違うから、大変だった。しかもよりによって今年は2つとも1番奥で、家からは遠く離れている。
「やっと見つけた…」
袋やカップの色を確認する。
2つともここで間違いなさそうだった。毎年買う唐揚げとカステラ、どちらも絶対にこの屋台で買うことを決めていた為、余計に時間がかかったのだ。
他の唐揚げやカステラなら、沢山ある。
でも、私たち家族が大好きな唐揚げは、カステラは、それぞれ1屋台ずつしかなかった。
どちらも買って、あとは帰るだけだ。
「ねぇ麗!帰ったらアクションゲームやろ!」
「やだ、勉強する」
「苦手だからって逃げるな〜!」
「うぅ…わかったよ、仕方ないからやったげる。」

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設定タグ:一次創作 , オリキャラ , 双子   
作品ジャンル:その他, オリジナル作品
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乙音と海凪(プロフ) - 申し訳御座いませんが、この小説のパスワードを忘れてしまいました。別で新しく投稿するので、其方で見て頂けたら幸いです。 (2021年4月4日 4時) (レス) id: f3435d618b (このIDを非表示/違反報告)
乙音(二次創作)と海凪(一次創作)(プロフ) - 弄月さん» ありがとうございます…!絶賛ネタ切れなのでめっちゃ頑張ります! (2021年2月3日 8時) (レス) id: 1dc2c912d4 (このIDを非表示/違反報告)
弄月 - 投稿頑張って下さい!楽しみにしてます (2021年2月3日 5時) (レス) id: d558e3e2af (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:乙音(二次創作)と海凪(一次創作) | 作成日時:2021年1月17日 1時

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