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「いてて…ここは…?」
「小説の中だよ」
いつの間にか隣に居た乱歩さんが不機嫌そうに頬を膨らませて答えた。
「ポオ君の異能力は小説の中にその人を引きずり込む能力…だから嫌だったんだよ、はぁ」
「し、知らなくて…ごめんなさい」
謎を解くまでここから出られない、ということだった。でも焦りは私にはぶっちゃけなかった。何せここには世界一の名探偵さんがいるんだから!
名探偵なら大丈夫!かと思っていたけど。
「眼鏡がない」
「え?」
「だから、無理!」
「えぇぇぇぇ?!」
眼鏡なら!と渡したのも断られた。どうやら乱歩さんの、異能力発動には社長さんから貰った眼鏡が必要なそうで。
「で、でもそれじゃあ一生出られないじゃないですか!」
「君が解けばいいじゃない」
見せてよ、君の推理力。そう言って私の唇に指を立てて弧を描いた。
世界一の名探偵からの難題試験だ。
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あきびより(プロフ) - 鏡音ののりさん» 可愛いだけじゃないんだぜ?o(`・ω´・+o) ドヤァ…!見て下さりありがとうございます! (2019年1月12日 15時) (レス) id: 11a946e9bb (このIDを非表示/違反報告)
あきびより(プロフ) - うさぎ@たまに冬雪さん» 二人ともかあいい!二人ともかあいいですよね!純粋な恋のお話です!見て下さりありがとうございます! (2019年1月12日 15時) (レス) id: 11a946e9bb (このIDを非表示/違反報告)
あきびより(プロフ) - 水無月さん» 乱歩さんにお礼を言っている!!!あ、いやそうですよね!知ってますよ…?(´;ω;`)見て下さりありがとうございます!(*´v`) (2019年1月12日 15時) (レス) id: 11a946e9bb (このIDを非表示/違反報告)
あきびより(プロフ) - 雨鶴さん» ありがとうございます!乱歩さんですやぁ(*´v`) (2019年1月12日 15時) (レス) id: 11a946e9bb (このIDを非表示/違反報告)
あきびより(プロフ) - ひにゃたこさん» ありがとうございます!ずっと返信できず申し訳ありません! (2019年1月12日 15時) (レス) id: 11a946e9bb (このIDを非表示/違反報告)
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