【文スト】常連客の事情【江戸川乱歩】

小説 ページ7

・




「小説の、挿絵…」




「お願いしたいのである…だめあるか？」




嫌だったら素直に言っていい、と言われたものの私も小説には興味があった。
特に推理小説は大好物だ。




「やります、やらせてください」




「！、よかった！」




そんな時店の中に乱歩さんが入ってきた。私とポオさんを見るとぎょっとしてこっちによってきた。




「何しに来たの？」




なんで私を隠して言うの←




「小説の挿絵を頼みに来たのである！」




「他の人に頼めばいいじゃん！」




何故か意地を張っている。




「乱歩さん、私やって見たいの。本の、小説の挿絵なんか描いたこと無かった。いい経験になると思うの。お願い、します」




「では早速、、、」




「ｯまって！ポオ君の小説はｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰ」




ピカッ




「き"ゃっ？！」




女子力のない声とともに誰かに手を引かれて何か体が軽くなる。




「あ、しまった…忘れていたである」




こうして私はポオさんの本の中に引きずり込まれた。ｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰ乱歩さんと。




・

＊→←最高50位、だと?!

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す