【黒バス短編集】『君を/貴方を/お前を愛してる』

嬉しいです(黒子テツヤ) ページ12

今日はバレンタインデーだ

私は彼に渡すチョコを持ち、放課後彼を呼び出す



「すみません、お待たせしました」


「お、遅い！

え、っと……こ、これ！

義理だから!!」



そう言って彼、黒子君にチョコを渡す


私は素直に慣れない性格を恨む

昔から悪態ばかりはいてしまうこの体質が嫌になる

絶対嫌われた……



「嬉しいです

ありがとうございます……

まさかAさんから貰えるなんて思ってもいませんでした」


にこりと笑った黒子くん

嫌な顔ひとつせず私のチョコを受け取ってくれて、しかも嬉しいなんて言ってくれるなんて……


感動していると、黒子君はいつの間にか私のすぐ目の前にいた


「Aさん

僕は誰よりも貴方が好きです

よかったら僕と付き合ってください」


突然の告白

あまりの衝撃に固まってしまった


「………え？

夢？黒子君が私のことが好きなんて……


え、え？

は、恥ずかしい……」



きっと今、私は顔が真っ赤だろう

赤い顔を見られないように顔を手で隠す


が、手を黒子君に握られ、隠せない


「返事、今聞かせてください」


真剣な顔

そんな顔で見られたらますます惚れてしまう


「……わ、私も……


す、き……です」



素直になるんだ

じゃないと一生後悔する！


「私、こんなめんどくさい性格だし、可愛くないけど……

わ、私と付き合ってください!!」


「そんなことないですよ

Aさんは優しくて可愛い女の子ですよ


これで今日からは恋人同士ですね」



今、私は世界一の幸せ者だ



−−−−−−−
いかがでしょうか!?

リクありがとうございました!!

い、いいか？(火神大我)→←大丈夫なのだよ(緑間真太郎)

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す