鬼殺隊の舞姫【鬼滅の刃】

第31話▽お目覚め ページ33

貴方side



『伊之助の手当終わったよ！今からそっち手伝うね！』


「あぁ、ありがとうA。」


私達は今、屋敷で亡くなった人たちの埋葬をしている。


善逸は相変わらず伊之助のこと気味悪がってたみたいだけど、なんだかんだ羽織をかけてあげていて、やっぱり優しいんだな、と思った。



作業を初めて数十分後…



「……。あぁぁあ！！！！」


「ぎゃぁっ！起きたァ！！！」


「勝負ゥ……勝負ぅ！！」


『伊之助……起きたんだ、元気そうで良かった！って、こら！まだ安静に！！』


「寝起きでこれだよっ！！1番苦手これっ！うわぁぁあ！！」


叫びながら私の後ろに隠れる善逸。


それを叫びながら追いかける伊之助……


……私もうツッコミしないよ！？


「……ん？何してんだお前らァ！！」


いや埋葬だよ！！


「埋葬だよ。」


炭治郎が私の心を読んだかのようなタイミングで言った。


「あぁ！？」


でもいまいちわかっていない様子の伊之助。


「伊之助も手伝ってくれ。まだ屋敷の中に、殺された人たちがいるんだ。」



「生き物の死骸なんて埋めてなんになる！やらねぇぜ！手伝わねぇぜ？そんなことより、俺と戦え！！」



うわぁ…この人何も分かってないな…もうある意味怖いよ？


「そうか。傷がいたんで手伝えないんだな？」



え？

続く  (更新停止中) お気に入り登録で更新通知を受け取ろう

←第30話▽硬い頭

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す