鬼殺隊の舞姫【鬼滅の刃】

第25話▽血気術 ページ27

貴方side


嫌な気配がいくつもある……


さっき落ちてきた人、さらにもう1人男の子が今ここにいると考えると、数体の鬼が、ここに人を集めて食べてるんだ。


考えるだけでゾッとした。


……！？後ろっ！



「いたぁ！稀血だ稀血ぃ！！！これで俺はもっと！更なる高みへ！！！ひゃははー！」



一体目……私は刀を構え、体勢を整えた。



『奏の呼吸 参ノ型 奏鳴曲』



ポンッ


私が移動すると共に音が鳴った。




！？



私が刀を振るうも、攻撃は虚しく宙をきる。


血気術！！！



鬼はどこだ！



あたりを見渡すと、そこは



始めてみる場所(････････)だった。




部屋が、移動した…？



「ぎゃぁぁぁあ！！来ないでくれぇえ！！来ないでくれぇえ！！やーめーてぇえええ！！」


善逸くんの声！！！


二つ隣か！、



ガラッと勢いをく襖を開けた。



と同時に善逸くんと男の子が襖を壊し部屋に入り倒れていた。



「Aちゃん！！」



『善逸くん！！ここは下がっ』



「Aちゃん！正一くんを連れて逃げて！！こいつ舌が凄いから…！俺は恐怖が八割型膝に来てぇぇえ！」


「そんなこと出来ない！！」


『そうよ！私が二人とも守るから！！下がって！』



「(はっ、なんていい子なんだ…！怯えた音になってるのに！それに、Aちゃんの音もほんの僅かだけど苦しんでる。俺がなんとかしないと…！)」



「俺はすごく弱いんだよ…でも守ってあげなきゃ…！」



『っきた！』


「お前の脳髄を耳からすすってやるぞォ！！」


「がっ……。」


だんだんと力が抜けていく善逸くん。


『！？善逸くん！？！？』


「善逸さん！！善逸さん！？……はっ、寝ている！」



「へへ、なんだぁ？こいつはァ。」


『気持ち悪い……正一くんだったわね？善逸を引っ張って下がってて。』


「で、でも！」


正一くんはどこまで優しいんだ。



『奏の呼吸 肆ノ型』



！？

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