鬼殺隊の舞姫【鬼滅の刃】

第14話▽鎹鸚鵡 ページ15

貴方side



私の……オウムっぽいんですけど。



「烏…？これ雀じゃね？」


『あ、善逸くん安心して、私のも鸚鵡っぽい…』



「ざけんじゃねぇ！！」


「ひぃい！！」


『きゃっ、ちょっと！』


善逸くんが私の後ろに隠れた。


てか、なんで怒ってるのよ！刀大好きめ！


「どーでもいいんだよ！烏なんて！！」


ずんずんと歩いていき、綺麗な子の髪を掴んだ。


ちょっ、何してんの！


「刀だよ刀ァ！今すぐよこせ！鬼殺隊の刀……色変わり刀ァ！！」



ﾊﾟｼｯ


え、炭治郎？



炭治郎が男の子の腕を掴む。


「この子から手を離せ。離さないなら、折る！」



ひぇ！炭治郎かっこいい……


「あぁ！？なんだてめぇ！」


「あ、あぁ、ひぃい、どど、どうしようAちゃん！」


『善逸くん…大丈夫よ。炭治郎は優しいから』



「で、でもぉ。」



「やってみろよ？」



ｽｩ……


ｷﾞﾘｷﾞﾘと痛々しい音が聞こえた。


折れた


「ひぃ！」


痛そう……


「お話は済みましたか？」

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