タコとただの人間が来た【進撃の巨人】【暗殺教室】【赤羽カルマ】 (ページ18)

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第17話　見惚れてしまう程の美しさ　赤羽side ページ18

シャーロットさんに呼ばれて、俺は兵舎裏に行った。まだ、シャーロットさんは来てなくて、静かに丘のベンチに座る。

Ｅ組の兵舎が在った森の様に、此所も自然が凄く、俺はずっと眺めていた。

少し経った後、シャーロットさんが来た。

何時もの様に兵団服では無く、大人っぽくセクシーな姿だった。

何時もはポニーテールにしていた髪を下ろし、黒のスカートに薄い桃色のカッターシャツ…岡嶋が見たら失神する程の美しさだ。

彼女が横に座り、少し間を開けてからボソボソと俺に話し掛けてきた。

「私はな、お前の事が嫌いなんだ。巨人と同じくらいな……」

そんな事は知っていた。俺も最初は嫌いだったから。

「でも、赤羽がお粥や水を持ってきて少し印象は変わったよ、嫌いなのは変わってないけどさ…」

苦笑いをしながら言うシャーロットさん。

「変わってないんだ…」

少し笑いながら俺は月を見る。今の世界では見られない、貴重な満月だ。