46話 燃! ページ47
―――テスト前日―――
あ「…」
葵「…」
あ「……」
葵「………」
あ「…………」
葵「……ぅううううわぁぁぁぁ!」
あ「葵、うるさい。」
葵「だって、可憐が勉強してるっ!
しなくたってできるくせにー!!」
あ「しないでできる人なんて…」
安形会長がふいに浮かぶ。
あ「ちっ」
葵「え、え、え!?可憐が舌打ち!?
ごめんなさいごめんなさいごめんなさい!」
あ「ごめんごめん笑
葵に向けてじゃないよ笑
葵も勉強しよう?」
葵「いやっ!私は明日するっ」
あ「いや、明日からテストだから笑」
葵「ね、ね、ね、ね、ねーーー!
なんでそんなに張り切ってんの??」
あ「かかってるの、お昼ご飯が」
葵「…へ?」
あ「ほら、私、一人暮らしでしょ?
おじいちゃんとおばあちゃんの仕送り金で
やりくりしてるんだけど、
その中でも食費は1日3食なもんだから
結構響くの」
葵「主婦か」
あ「それなのに安形会長と
期末の総合得点で賭けをして
負けた方がお昼ご飯奢らなきゃいけないの!」
葵「バカじゃん。天才なのにバカなの?
安形会長って
IQ160あるっていう噂だよ?
そんなのとなんて…あ、可憐勝てるのか」
あ「勝てるんじゃなくて、勝つの!
ってか、勝たなきゃいけない!」
葵「天才と天才の勝負か…
ボッスンなんかとたこ焼き勝負してる私が
惨めになってくるよ」
ボ「なんかってなんだよ!
葵が言い出したんじゃんか!」
葵「うっさい。
とりあえず可憐、頑張ってね」
あ「ありがとうっ(*´ー`*)
葵もボッスンも頑張ってね!」
友からの声援を受け、いっそう熱くなる。
安形会長の点数なんて見たことないけど
頭良いのは分かってる…
だからこそ頑張れ自分!
見てなさい、安形会長!
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作者名:可憐 | 作成日時:2014年9月6日 21時